NEC、複数画像から高解像度画像を生成する「超解像技術」

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NEC、複数画像から高解像度画像を生成する「超解像技術」

～動体の撮影にも対応

　NEC、NECエレクトロニクス、NECシステムテクノロジーは、カメラの分解能を超えた高解像度画像を生成する「超解像技術」を活用したソリューション事業を開始した。

　連写された複数の画像を組み合わせることで、有効画素数以上の画素を持つ高解像度画像を生成する。従来、この方法では撮影中に動く被写体に対応できなかったが、動体と非動体を自動的に分離することで、動体の解像度を高めた。これにより、有効画素数100万画素のカメラでも400万画素以上の画像を生成でき、携帯電話のデジタルカメラなどでも高解像度画像を生成できるとしている。

　同社では超解像技術デバイスとソフトウェアを組み合わせたモジュールや、同技術のソフトウェアを搭載したASIC(特定用途向けIC)を提供し、NECが販売する監視用システムなどへの採用を予定する。これらのソリューションの販売により、3年間で60億円の売上を見込む。

　なお同技術は15～17日にパシフィコ横浜で開催中の「Embedded Technology 2006」に出展される。

■ ＵＲＬ
　 NEC
　 http://www.nec.co.jp/
　プレスリリース
　 http://www.nec.co.jp/press/ja/0611/1503.html

（本誌：田中真一郎）
2006/11/15 15:07

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