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オリンパス、中間期はデジカメ分野が黒字転換、過去最高益に


 オリンパス株式会社は9日、2007年3月期における中間期の連結業績を発表した。売上高は4,846億8,100万円(前年同期比1.8%増、以下同)、営業利益421億3,300万円(153.2%増)、純利益187億9,400万円(766.5%増)。売上高、利益とも過去最高を計上した。

 デジタルカメラを含む映像事業は、売上高1,321億1,100万円(13.8%増)。コンパクトデジタルカメラ「μ」の新シリーズが国内外ともに好調。特に防水機能や対ショック機能を備えた「μ720SW」が市場から高い評価を得たという。また、デジタル一眼レフカメラが欧米で売上を伸ばしたこともあり、デジタルカメラ分野全体で増収となった。同じく映像事業の録音機分野でも増収となっている。

 映像事業の営業利益は、前年同期の67億1,900万円の損失から転じて144億7,800万円を計上。競争力のある製品による販売単価の上昇や、原価低減の取り組みが功を奏した。

 なお業績公開資料によると、デジタルカメラ分野の研究開発成果として、「スーパー・デュアル非球面レンズ」、「CCDシフト式手ぶれ補正機構」を挙げている。それら「超薄型5倍ズームレンズユニット」として一体化し、「μ750」に搭載したという。全事業での研究開発費は255億円。

 そのほか、医療事業は売上高1,421億9,100万円(12.5%増)、営業利益390億6,600万円(11.1%増)。ライフサイエンス事業は売上高577億700万円(14.3%増)、営業利益33億8,400万円(30.1%増)。情報通信事業は売上高1,228億9,700万円(19.3%増)、営業損失3億1,900万円(前年同期は損失20億3,900万円)。その他事業が売上高297億7,500万円(4%減)、営業損失4億7,800万円(前年同期は損失4億3,200万円)。

 通期の業績見通しは、売上高1兆400億円(前年比6.3%増)、営業利益900億円(43.9%増)、純利益380億円(33%増)。7月31日の第1四半期発表時における予想に対し、売上高が50億円、純利益が70億円の上方修正となる。



URL
  オリンパス
  http://www.olympus.co.jp/
  2007年3月期中間決算短信(PDF)
  http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/brief/pdf/brief139PA_2.pdf


( 本誌:折本 幸治 )
2006/11/09 14:05
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