会場:米国ニューヨーク ジェイコブ・ジャヴィッツ・コンベンションセンター
会期:11月2日〜4日(現地時間)
米Canonのブースは、会場入り口正面にカメラブースとプリンタブースの2つに分けて展開していたために、他社と比べても大きいという印象を受ける。
ブース内はそれぞれビデオ機器コーナー、PowerShot/Digital Rebelハンズオン、EOS Systemハンズオン、セミナーコーナーがあり、これとは別にすぐ隣にプリンタのブースがあり、全部で5つのコーナーから構成されていた。
IXY DIGITALのコーナーが見えないが、実は米国ではPowerShotシリーズとして販売されているからである。
展示してある製品に関しては、すでに日本で発表または発売済みのものがほとんどで残念ながら新製品の発表は何もなかった。
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ハンズオンコーナーに大量に配置されたDigital Rebel XTi
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EOS Kiss Digitalも米国では呼び名が異なり、Digital Rebelのブランドで販売されている。ちなみにKiss Digial Xの米国モデル名はDigital Rebel XTiとなっている。
ショウの性格上、Digital Rebelよりはすぐ裏のEOS Systemコーナー、つまり30D、5D、1Dシリーズに関心を寄せる人が多く、そのおかげでRebel XTiに触れる時間が多く取れそうだった。
■ 米国市場にも投入間近な2本のLレンズに注目集まる
近く販売が予定されている、EF 70-200mm F4 L IS USMとEF 50mm F1.2 L USMの2本のレンズが、「EOS System」ハンズオンコーナーにて5Dに装着して置いてあり、来場者が自由に撮影することができる。
New Yorkのような都市にあってもCanonのショウルームがあるわけではないので、こうやって発売前の製品を自由に触れる機会があるのは大変珍しい。おそらく今回がNew Yorkでは初めてのお披露目になったのではないだろうか。
それだけにこれらのレンズに対する関心は高く、デモ機に触れるために順番待ちが必要なほどだった。
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EF 70-200mm F4 L IS USM
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EF 50mm F1.2 L USM
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■ プリンタコーナー
日本での発売延期を受けて、米国でも来年まで発売が見送られた、PIXMA Pro9500(日本名 PIXUS Pro9500)。現時点で発売日は未定ということだったが、会場では実機を使ってプリントのデモを行なっていた。
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PIXMA Pro9500
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プリントを床に並べていた
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PhotoPlus Expoは写真関連のビジネスに携わる人が多く来場するからか、展示してあるプリンタも一般消費者向けは少ない一方で、業務用の大型インクジェットプリンタはずらりと並んでいる。
それらのプリンタを使ったデモが行なわれているのだが、サンプル写真は飾るところがないために、会場内の床に置かれており、迫力あるプリントに多くの人が足を止めていた。
■ その他
PhotoPlus Expoでは会場内あちこちで実演コーナーを見かけるが、Canonもさまざまな実演およびセミナーを常時実施していた。
特にファッションフォトやポートレートの実演撮影は人気が高く、セミナーが始まる前から席を取って待っている人もいた。
別のタイミングでたまたま通りかかったところ、雑誌TIMEの表紙写真をもっとも多く撮ってきたことで有名な、Dirck Halstead氏が講演していた。
Canonに限らず他メーカーでも著名な写真家を呼んで講習会を開くところが多く、ここでは写真家同士の交流やネットワーク作りが出来るという点も見逃せない。
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ファッションフォトの撮影実演
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講演中のDirck Halstead氏
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爆発したバッテリーも展示していた
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Canon純正のバッテリーと見分けが付かないほどそっくりな偽物のバッテリーに対するメッセージとして、実際に爆発したバッテリーを展示していた。中には純正品についているICチップまで模造しているパッケージも存在するとのことで、ますます見極めが難しくなりそうだ。
■ URL
Photoplus Expo
http://www.photoplusexpo.com/
Canon USA
http://www.usa.canon.com/html/canonindex.html
( Hiroyuki Yoshikawa )
2006/11/07 01:14
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