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【PhotoPlus Expo 2006】
カメラバッグ編:Loweproらが新製品を展示


会場:米国ニューヨーク ジェイコブ・ジャヴィッツ・コンベンションセンター
会期:11月2日~4日(現地時間)


 PhotoPlus Expoでは米国、オーストラリア、英国などのカメラバッグメーカーも出展し、店頭ではなかなか揃わない製品のラインナップもここでは見かけることができた。その中で、目に付いた新製品をいくつかピックアップしてみよう。

 今回取りあげたバッグに共通していることだが、最近のカメラバッグはデジタルカメラへの対応が進んでいる。どのカメラバッグにもフラッシュメモリカードを格納できる専用アクセサリポケットが付き、中にはそのポケットが2カ所用意され、使用済みと未使用の区別を簡単につけられるようになっている。


Lowepro

 Loweproはワンショルダーリュック「SlingShot」シリーズに新しいモデルを投入し、会場でも展示を行なっていた。今回発表したのは「300AW」。

 これまでに100AWと200AWが発売されているが、ユーザからより大きなバッグが欲しいという要請を受けて開発された。内寸は約30×16.5×30cm(幅×奥行き×高さ)、外寸は約33×23×44cm(同)。

 SlingShot 300 AWは、D2XやEOS-1Dsなどプロフェッショナル一眼レフカメラに80~200mm級のレンズを装着したまま格納できるよう、デザインされたカメラバッグである。加えて5~6本のレンズ、外部ストロボ、フラッシュメモリーカード、その他アクセサリも収納可能だ。


SlingShot 300AW
説明の女性に背負ってもらった

左から、100AW、200AWそして300 AW。300AWがかなり大型化しているのがわかるだろう
雨にも砂にも対処する、オールウェザータイプのカバー

 SlingShotシリーズのストラップは、駅伝走者がかけるたすきのように肩からかけるワンショルダースタイルになっており、このたすきのおかげでストラップを回すとバッグが横になって自分の前に出てくる。そのためバッグの開閉はサイドからできる仕組みになっている。こうするとバッグを地面に置くことなく、空いている両手でレンズ交換やメモリカードの入れ替えが容易になる。

 バッグ内部のしきりはパッドが入っており、ユーザが自由に取り外したり配置を変えることが可能。また手前のポケットにはマイクロファイバーでできた布が縫いつけられ、レンズやカメラのLCDスクリーン上のホコリを拭けるようになっている。

 背中に接する部分には背中にかかる負担を軽減すべくパディングが入っている。またバッグとパディングの間にオールウェザータイプのカバーも入っており、不意の雨のときには水が入るのを防ぎ、また強風のときにもカメラ内部に砂が入らないよう配慮されている。

 米国での販売は、来年2月以降。現在New Yorkの写真用品店、B&Hでのみ限定発売中。店頭予想価格は99ドル。


Tamrac

新製品ラインである、AdventureシリーズとExpressシリーズ。左側4つがAdventureシリーズで、そのすぐ右にあるのがExpressシリーズ
 Tamracは最近2つのラインを加えたが、会場では既存のバッグに加え、さっそくそれらのバッグを展示していた。両方のシリーズに共通していることだが、機能、デザイン、そして盗難されにくいことを念頭に開発しているとのこと。


Express 5
 1つはExpressシリーズと呼ばれ、サイズにより3種類がラインナップされる。このシリーズは特にデザインを重視し、エクステリアにはスエード生地が使用されている。そのためカメラバッグとはわからないような形とスタイルになっている。日本でも11月下旬以降入手が可能になるのでは、とブースの担当員は話していた。

 Express 5(モデル3535)は、コンパクトデジタルカメラ、もしくは3.5インチ(約9cm)までの長さのレンズを装着した一眼レフカメラをそのまま収納できるように、と開発された。内寸は15×9×16cm、外寸は20×14×19cm、重量は335g。

 前面のアクセサリポケットは、フラッシュメモリーカード、携帯電話、MP3プレーヤーがそれぞれ収まるスロットが用意されている。

 Express 6(モデル3536)は5.5インチ(およそ14cm)までのレンズを装着した一眼レフカメラ、レンズ1本、小型の外部ストロボを収納することができる。アクセサリポケットに関してはExpress 5と同じく、携帯電話やMP3プレーヤーが入れられるスロットがついている。内寸は20×10×20cm、外寸は25×15×23cm、重量は488g。

 Express 8(モデル3548)は上部にパーソナルアイテムを、下部にカメラを、それぞれ別に収納できる二段構成になっている。カメラ収納部には、長さが3.5インチ(およそ9cm)までのレンズを装着した一眼レフカメラ、レンズ一本、小型ストロボが格納できる。アクセサリポケットは前面に加え、両サイドにも付属する。上部内寸は23×12×18cm、下部内寸は22×15×12cm、外寸は28×17×36cm、重量は811g。


Adventure 9
 ふたつめのラインはAdventureシリーズと呼ばれ、こちらもサイズの違いから3モデル投入される。Expressシリーズに比べると、こちらの方がよりバックパックに近いデザインとなっている。

 このシリーズの特徴は、上段部と下段部にわかれていること。バッグの上段は一般的なバックパックの機能をそのまま導入し、下段部は衝撃から守るためのパディングが詰められている。

 三脚を折りたたんで運べるよう、取り付けるホルダーも備わっているのだが、バッグに固定するためのストラップは別売りとなっている。ちなみにどのモデルにも、赤/黒コンビネーション、グレー/黒コンビネーションとミリタリー調のタイプが用意される。

 同社が「メモリー・バッテリーマネージメントシステム」と呼ぶアクセサリポケットも装備。Adventureシリーズにはメモリカードやバッテリーを収納するスペースが複数用意されており、撮り終わって残り容量の少なくなったメモリカードや、残量の少なくなったバッテリーを分けてカメラバッグにしまうことができる。その際に赤いフラグを立てることで、あとから新旧混同してしまわないよう注意を促す機能がついている。

 「Adventure 6」は一眼レフカメラに長さ9cmまでのレンズを装着したままバッグに格納できるほか、レンズ1本と小型ストロボ、それとアクセサリも収納できる。上部内寸は 22×12×20cm、下部内寸は24×13×14cm、外寸は29×22×39cm 、重量は893g。価格は69ドル

 「Adventure 7」は、キヤノン EOS-1Dシリーズやニコン D2シリーズサイズのデジタル一眼レフカメラに長さ13cm弱のレンズを装着したまま、収納できる。他に収納できるのは、数本のレンズと、外部ストロボ、アクセサリ。上部内寸は25×13×24cm、下部内寸は27×16×17cm、外寸は34×23×44cm、重量は1,083g。価格は79ドル。

 「Adventure 9」はAdventure 7相当のカメラ・レンズに加え、15インチ~17インチ程度の大きさのノートブックパソコンを持ち運ぶことができる。上部内寸は28×17×22cm、下部内寸は29×14×22cm、外寸は33×28×51cm、重量は1,899g。価格は149ドル。


Tenba

Tenbaのブース
 TenbaブースでSHOOTOUTという新製品シリーズ見つけた。

 このシリーズは大きさにより5モデル(「Mini Backpack」、「Small Backpack」、「Medium Backpack」、「Large Backpack」、「Large Rolling Backpack」)がラインナップされ、一番大きなものになるとハンドル・ローラー付きで、スーツケースのように引いて移動することができる。価格は150~350ドル。


Large Rolling Backpack
Medium Backpack


URL
  Photoplus Expo
  http://www.photoplusexpo.com/


( Yusef Junquera / Hiroyuki Yoshikawa )
2006/11/06 19:13
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