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【Photokina 2006】
そのほかの海外メーカー編

~ハッセルの新デジカメ、ノキアのCarl Zeiss携帯電話など

ハッセルブラッド

 ハッセルブラッドはPhotokina 2006において、36×48mmのCCDを搭載した一体型中判デジタルカメラ「H3D」を発表した。現在のところ2,200万画素の「H3D-22」と3,900万画素の「H3D-39」を近日に発売するとし、価格はそれぞれ2万ユーロ、25,000ユーロ。H1D、H2Dユーザ―へのアップグレードプログラムも準備中という。

 同社のH1D、H2Dに続く中判デジタルカメラ。IEEE 1394経由のストレージ「Hasselblad Image Bank」への記録に加え、CF記録も可能。同社が「Ultra-Focus」と呼ぶ新しいシャープネス処理や、ノイズ低減処理などを盛り込んだという。ウエストレベルファインダーも新型に切り替わる。会場ではデジタル用の新HCD 28mmレンズを装着した状態で、使用感を試せた。




HP

A3ノビプリンタのB8350
 HPブースでは、国内でも発売日が10月3日に決まったA3ノビ対応の「Photosmart Pro B9180」や、ハードウェアキャリブレータを内蔵した大判インクジェットプリンタ「Designjet Z3100 Photo」など新製品で出力デモを行なっている。

 さらにコンシューマー向けインクジェットプリンタのコーナーには、国内未発表のA3ノビプリンタ「Photosmart B8350」が展示されていた。B9180の下位モデルという位置付け。6色染料インクを採用し、海外ではすでに発売済み。B9180より高さを抑えており、見た目の印象はA3ノビ機としては比較的コンパクト。

 また、コンパクトフォトプリンタでは、日本のラインナップにはないブラックボディの「Phtoosmart A717」や「同A618」が目を引く。ともに2.5型液晶ディスプレイを搭載し、各種メディアスロットやPictBridge端子を搭載。PC接続用のUSB端子や、Bluetoothも備えている。


B8350のインクタンク部
A717。国内モデルにはない黒ボディのコンパクトフォトプリンタ

B9180も盛んにデモを行なっていた
キャリブレーション機能を内蔵するZ2100

ノキア

 Photokina 2006にしたノキアは、Carl Zeissレンズを搭載したカメラ付き携帯電話「N95」と「N73」を展示した。このうち「N73」は国内でもソフトバンクモバイルが「SoftBank 705NK」として発売する。

 N95が搭載するレンズは、焦点距離5.6mm(35mm判換算で35mm相当)、F2.9。レンズ周りには「Tessar」の文字をプリントしている。撮像素子は1/2.5型の500万画素CMOSセンサーで、記録解像度は2,592×1,944ピクセル。液晶ディスプレイは2.6型QVGAとなっている。最短撮影距離は10cm。記録メディアはminiSDカードで、内蔵メモリ160MBへの記録も行なえる。

 シャッター速度は最高1/1,000秒に対応。MPEG-4でのVGA/30fps記録も行なえる。そのほか、IEEE 802.11b/g、Bluetooth、USB、FMラジオ、GPS、オンラインアルバムへの転送機能もあるという。本体サイズは99×53×19~21mm、重量は120g。


N95。ディスプレイを引き出した状態
レンズは背面に搭載。撮影時はディスプレイを収める

 N73は、320万画素CMOSセンサーを搭載するモデル。記録解像度は最大2,048×1,536ピクセル。レンズは焦点距離5.6mm、F2.8のTessar。最短10cmまでの近接撮影が可能。

 液晶ディスプレイは2.4型QVGA。内蔵メモリ42MBとminiSDカードスロットを備える。本体サイズは110×49×19mm、重量は116g。


N73
N73のレンズ部

muvee

 COOLPIXシリーズの音楽付きスライドショウ機能として知られるmuveeのPictmotion。そのソフトウェア版にあたる「muvee autoProducer」に、デジタルカメラ向けバージョン「muvee Now」が年内にも発売になる予定。会場ではいち早くデモを行なっていた。

 muvee autoProducerが搭載するテンプレートのうち、静止画向けのテンプレートを集約し、インターフェイスを変更したソフト。日本でも年内の発売を検討しているという。また、muvee autoProduceも、年内には新バージョンのmuvee autoProducer 6に切り替わるという。

 また、カメラ内でのmuveeのスライドショー作成・再生技術を実現しているのがニューコアのハードウェア技術。そのニューコアはmuveeブースで、D端子付きの評価機を展示。HDでのスライドショー生成のデモを行なっていた。

 ちなみにニューコアは、USBで音声データを受けた後、カードスロットなどの画像を音声に合わせてHDスライドショー化するデバイスを開発。近々搭載製品が登場するという。また、iPodのクレードルとして接続し、iPod内の音声をスライドショーのBGMに利用するデバイスも開発中とのこと。


発売中のmuvee autoProducer 5
デジカメユーザ―向けの簡易版となるmuvee Now

マルミ

 海外メーカーではないが、最後にマルミの参考出品を紹介する。コンパクトデジタルカメラ用のLEDリングライトで、三脚穴に装着して使う。ソニーのHVL-RLSと異なるのは、カメラとの接続に多関節のフレキシブルアームを利用すること。電源は未定だが、乾電池になる見込み。発売時期は未定。


マルミのLEDリングライト
バッテリーは単3電池などになるという


URL
  Photokina 2006
  http://www.koelnmesse.jp/photokina/

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( 本誌:折本 幸治 )
2006/10/01 09:22
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