デジカメ Watch
最新ニュース
【 2016/01/26 】
【 2016/01/25 】
【 2016/01/22 】
【 2016/01/21 】
【 2016/01/20 】

【Photokina 2006】
SD14とDP1に注目が集まるシグマブース


左からDP1、SD14
Photokina 2006
会場:独 ケルン ケルンメッセ
会期:9月26日~10月1日


 シグマは、デジタルカメラ「SD14」などの新製品をPhotokina 2006の同社ブースで公開した。会期前日の25日に発表した製品群で、会場でも注目を集めていた。

 11月に発売予定のSD14は、動作可能な状態で個体が展示されていた。また、SD14と同じFoveon X3センサーを採用するコンパクトデジタルカメラ「DP1」は、アクリルケース内での公開。DP1は発売時期、価格とも未定。開発表明といった段階で、展示品もモックアップにとどまっていた。

 どちらもローパスフィルターを不要とするFoveon X3センサーを採用する機種で、会場では一般的なベイヤー配列の撮像素子とは異なる点を強調。その利点について、質問を繰り返す来場者が見られた。


SD14は動作可能な機体が展示されていた 背面。ファンクションボタンが左肩に付いた

上面。SD10を彷彿とさせるデザイン ダストプロテクション部。SD14は取り外しが可能

 SD14は、シグマSAマウントを採用するデジタル一眼レフカメラ。各2,652×1,768ピクセルのカラーフィルター3層をもつFoveon X3ダイレクトイメージセンサーの採用し、有効画素数は約1,406万画素。今回は5点測距AF、2.5型液晶モニター、0.9倍のファインダー、JPEG記録の追加など、前モデルのSD10から大幅な機能強化を果たしている。

 一方、DP1はSD14と同サイズ、同画素数の撮像素子を採用するため、手軽なコンパクト機でFoveon X3センサーを体験できる幅が広がれば、との期待を込めたという。


SD14と同じ撮像素子のDP1。レンズは28mm相当の単焦点 背面。液晶モニターは2.5型

ポップアップストロボを装備

 また、同時発表の交換レンズ「18-200mm F3.5-6.3 DC OS」の実機も見ることができた。光学手ブレ補正機構のOSが追加されているのが特徴で、従来の18-200mmより大柄な印象を受ける。補正モードは1つ。

 同じく25日発表の「18-50mm F2.8 EX DC Macro」もブース内にあった。こちらは現行製品の最短距離を縮めたタイプで、外観上の違いはわずか。プリントだったレンズ名が銘板になるなど、若干高級感を増している。

 同社の展示はマウント別にカウンターを分けた構成をとっており、今回はフォーサーズ用カウンターも設けられていた。25日発表の新レンズ「24mm F1.8 EX DG」、「APO 135-400mm F4.5-5.6 DG」、「APO 300-800mm F5.6 EX DG HSM」も出品、国内でも発表があったフォーサーズ3社の協同カタログを配布していた。


18-200mm F3.5-6.3 DC OS 望遠端までズームした状態

手ブレ補正モードは1種類 左が新製品の18-50mm F2.8 EX DC Macro。右は現行の18-50mm F2.8 EX DC

フォーサーズ用24mm F1.8 EX DG 同じくフォーサーズ用のAPO 135-400mm F4.5-5.6 DG

フォーサーズ用APO 300-800mm F.6 EX DG HSM オリンパス、シグマ、パナソニックのフォーサーズ協同カタログも配布中


URL
  シグマ
  http://www.sigma-photo.co.jp/
  ニュースリリース(18-50mm F2.8 EX DC Macro)
  http://www.sigma-photo.co.jp/news/18_50_28_dc_macro.htm
  ニュースリリース(SD14)
  http://www.sigma-photo.co.jp/news/sd14.htm
  ニュースリリース(18-200mm F3.5-6.3 DC OS)
  http://www.sigma-photo.co.jp/news/18_200_35_63_dc_os.htm
  ニュースリリース(フォーサーズ用レンズ)
  http://www.sigma-photo.co.jp/news/new_ft_mount_lenses.htm
  Photokina 2006
  http://www.koelnmesse.jp/photokina/


( 本誌:折本 幸治 )
2006/09/27 10:45
デジカメ Watch ホームページ
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。

Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.