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ソニー、販売業者向けイベントでαをアピール

~HDスライドショー対応のスゴ録やHDDフォトストレージもデモ

コンベンションでのαコーナーの様子
 ソニーは13日、販売業者向けのイベント「ディーラーコンベンション2006」を都内で開催し、2006年秋冬商戦向けの製品を展示した。AV機器が主体の中、会場内にデジタル一眼レフカメラ「α」の専用コーナーを設け、周知に努めていた。

 αコーナーの展示は、α100とαレンズがメイン。すでに各イベントで展示済みの製品が多いものの、今回、これまでケース内に収められていた製品のうち、手に取れるようになったものもある。

 Carl Zeissブランドの3本も手に取ることが可能で、「Planar T* 85mm F1.4 ZA」、「Sonnar T* 135mm F1.8 ZA」、「Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA」を展示していた。ボディはα100のみを展示。

 展示品の85mm F1.4と135mm F1.8は金属鏡胴で、DT 16-80mm F3.5-4.5の鏡胴はプラスチック製。いずれもマウント部にシナバーカラーを配色するなど、ほかのソニーαレンズとデザインに共通性が感じられる。焦点距離表示窓も備える。

 なお、85mm F1.4と135mm F1.8が装備している鏡胴横のボタンは、Gレンズなどと同様のフォーカスホールドボタンになる。

 発売時期は、85mm F1.4と135mm F1.8は10月、DT 16-80mm F3.5 4.5は11月を予定。6月の発表以来、店頭での予約も多く、特に85mm F1.4の人気が高いという。


Planar T* 85mm F1.4 ZA。ボディはα100(以下同) Sonnar T* 135mm F1.8 ZA

Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA ZAレンズにもマウント部にシナバーカラーが

 また、11月1日発売のハイブリッドレコーダー「RDZ-D900A」(スゴ録)もαコーナーにあった。今回は静止画表示機能を強化し、フレーム付きのスライドショーを容易に作成できる「x-ScrapBook」が特徴。また、従来から利用できたスライドショー作成機能の「x-Pict Story HD」は、顔認識機能により、画面の切り替わり時などで顔が切れることを防ぐという。さらに本体内蔵の楽曲に加え、音楽CDの楽曲がBGMとして使用可能になった。内蔵の楽曲の場合は、選んだ曲によってスライドショーの効果や画像切り替え速度が変わる。作成したスライドショーは、本体内のHDDに保存できるほか、DVDビデオに出力可能。

 最上位機種のD900Aは、前面にUSB端子を備えている。ここにα100などデジタルカメラを接続することで、カメラ内の画像をD900AのHDDにコピーできる。ただし、RAWデータの画像取り込みや表示には対応していない。

 会場では46V型の液晶テレビ「KDL-46X2500」をD900Aに接続し、x-Pict Story HDのデモを盛んに行なっていた。


ハイビジョンチューナ搭載のハイブリッドレコーダ「RDZ-D900A」 静止画のHDD保存とフレーム付き表示などが可能

 もうひとつα100コーナーで目を引いたのが、10月27日発売の据え置き型HDDフォトストレージ「HDPS-L1」。各種記録メディアスロットから読み込んだデジタルカメラの画像を内蔵のHDDに保存、背面のコンポーネント出力、またはコンポジット出力から画像を出力する製品。スゴ録は1080iでの静止画出力に対応しているが、こちらは720pになる。理由は「静止画なのでプログレッシブ表示にこだわった」とのこと。また、高さ35mmと薄い筐体ながら、「縦置きはサポートしていない」という。

 操作は主にリモコンで行なう。撮影日付をキーにした検索や、お気に入りの画像を登録してグループ化する機能も利用可能。また、カレンダーから画像を表示する機能もある。3倍までの拡大表示にも対応する。

 スゴ録と同じく、取り込んだ画像で音楽付きスライドショーを作成可能。音声出力端子も装備する。ただし、スゴ録ほどの楽曲やトランジションのバリエーションはない。なお、スライドショー中、リモコンで再生を一時停止すると、音声はそのままに画像再生だけを止めることができる。

 HDDに取り込んだ画像をテレビでサムネイル表示し、任意の画像を選択後、記録メディアにまとめて書き出す機能もある。「記録メディア付きスロットを備えたプリンタと組み合わせて欲しい」そうだ。


HDDフォトストレージのHDPS-L1 HDDに保存した画像をテレビで表示できる

背面。コンポーネント端子から静止画の720p出力が可能 リモコンでほぼすべての操作が行なえる

 対応する画像はJPEGとRAW(SRF、SR2、ARW)。ただしRAWは、RAWファイル中のサムネイル用低解像度ファイル(JPEG)を表示するため、撮影した機種によってはテレビの解像度を下回る可能性がある。その場合、補間処理を行なって表示する。

 USB 2.0インターフェイスを介してPCと接続することも可能。その場合、OSは外部ストレージとして認識する。ホスト機能には対応していない。PCからWAVファイルを転送し、スライドショーのBGMとして試用することも可能。


ソニーマーケティングの鹿野常務
 そのほか、開場に先立って行なわれたプレゼンテーションで、ソニーマーケティングの鹿野常務は「2007年にハイビジョン商品構成比80%を目指す」と発表。今回のスゴ録やHDPS-L1もその一部になる。また、鹿野常務はα100について、「初めて一眼レフを使った私でも、手ブレ補正のおかげできれいに撮れた」とコメントした。




URL
  ソニー
  http://www.sony.co.jp/
  製品情報(α)
  http://www.sony.jp/products/di-world/alpha/
  レンズ交換式デジタルカメラ機種別記事リンク集(α100)
  http://dc.watch.impress.co.jp/static/link/dslr.htm#alpha

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( 本誌:折本 幸治 )
2006/09/13 20:21
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