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【インタビュー】フォトイメージングエキスポ2007運営者に聞く

~出展社募集がスタート、21万円から出展可能

 7月のフォトイメージングエキスポ2007(PIE2007)記者発表会を皮切りに、いよいよ2007年の出展社募集がスタートした。以前の「フォトエキスポ」、「ラボショー」などとは異なり、関連団体の加入メーカーだけではなく、広く出展社を募集するイベントとなった。

 PIEとして生まれ変わって3年目のショウ運営を行なうオーガナイザー、フジサンケイビジネスアイの武藤氏と、主催4団体を代表して日本写真映像用品工業会の小林敏彦 専務理事、佐藤幸男 専務理事補佐に、ショーの見どころや、出展募集に関して伺った。


日本写真映像用品工業会 小林敏彦 専務理事
 PIE2006の実績と、PIE2007の目標を教えてください。

 PIE2006は、出展社(団体含む)数が国内141社、海外から39社を集め、4日間の入場者が104,000人という、まさにアジア最大級の写真/映像関係の展示会となりました。PIE2007では出展社、団体数を200、入場者11万人を目指し、より大きなショウとしたいと考えています。

 来場者増加の要因として「東京ビックサイトの交通アクセスがよりよくなること」が追い風になると考えています。昨年のショーの時点では工事中だった、ゆりかもめの豊洲延伸工事が完成し、有楽町線とゆりかもめがつながりました。

 また、道路事情もよくなり、銀座から1本でいけるようになりました。


日本写真映像用品工業会 佐藤幸男 専務理事補佐
 フォトイメージングエキスポとなって3年目となりましたが、新たな出展社の拡がりについて、どのようにお考えですか?

 写真および映像の拡がりにより、出展される対象の企業、対象社が拡がってきています。特にデジタル周りの機器の発展に伴い、デジタル周辺機器やソフトウェアを扱う会社の出展を期待したいと考えています。PIE2006の実績としては、アドビシステムズ、アップルコンピュータなど、ソフトをメインとした展示、セミナーの実績があり、この領域での出展社の増大を期待しています。

 特にPIE2007では、「ソフトウェア&ソリューションテクノロジーゾーン」を設けて、アプリケーション系など、ソフトの出展社の利便を考えています。ソフトや入力周辺機器、カラーマネージメントなどの出展社を集めることで、来場者からみて一覧性のある、魅力あるゾーン造りを考えています。さらに、デジタル出力による校正のような、映像に近い部分の印刷業界各社さんにも出展を呼びかけたいと考えています。

 またデジタルの世界ということを考えれば、ネットワーク関係の会社も出展の対象となってくると考えています。

 来場者については、どのようにお考えですか?

 昔のフォトエキスポのような「コンシューマーショウ」という側面と、ラボショー、IPPFの性格であった「ビジネスショウ」を統合した、アジア最大級の映像関係のショーとして、今回はBtoB、BtoCの集客をより強く図っていきたいと考えています。

 ビジネスのお客様の集客を考えて、以前は2階のみに設けていた商談室を、1階、2階の両方に設けることを考えています。

 従来からあるコンシューマー向けの写真教室に加え、ビジネス向けのセミナー他、ビジネス関係の来場者メリットを考えていきたいと考えています。


フジサンケイビジネスアイ 武藤和洋氏
 出展社のメリットは?

 PIEには大きなメーカーさんばかりでなく、多数の中小メーカー、商社さんが出展されています。その中で、特に安価な出展スタイルとして「ミニブース」という制度を設けています。1小間2×2mのブースで、出展料21万円という低予算の出展が可能です。PIEは11万人を集めるイベントですから、写真・映像を扱う機器のメーカー、商社さんには大変メリットがあると思います。

 また、以前のPIEでは、展示品の物品販売が禁止でしたが、PIE2007からは、出展社のみが参加できる特設販売コーナーでの販売と、一部での「展示品有償提供」ができるようになりました。

 PIE2007の目玉として考えておられていることは?

 PIE2006から始まった基調講演に関して、PIEにふさわしい方を現在選定中です。内容としては、映像の将来について語っていただくような内容としたいと思います。

 ビジネスのセミナーとしては、CIPA(カメラ映像機器工業会)とGfKによるマーケティングセミナーを予定しています。

 コンシューマー向けとして、フォトコンテストを実施予定です。昨年は10,225点の応募実績がありました。今回はこれを上回る規模で予定をしています。募集時期は9月頃から始める予定です。日本カメラ博物館の秘蔵品の展示も予定していますので、カメラのコレクションが趣味の方にも楽しんでいただけると思います。

 またユーザー参加型のイベントして、ピンホール写真の撮影や、スクラップブッキングなど、体験して楽しめるイベントを考えていきたいと思います。以前から多くの方に楽しんでいただいているアイドル撮影会のようなイベントも、もちろん企画中です。


主催者で用意しているPIE2007の資料
資料にはイベントの計画などのほか、展示のプランも紹介されている

 出展社の受付は2006年10月31日まで。詳細はホームページを参照してほしいとのことだ。



URL
  フォトイメージングエキスポ
  http://www.photoimagingexpo.jp/

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フォトイメージングエキスポ2007の概要を発表(2006/07/20)


( 木村 英夫 )
2006/08/18 12:28
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