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ニコン、2005年度はデジカメなど好調、過去最高益に


 株式会社ニコンは15日、2006年3月期(2005年4月1日~2006年3月31日)の連結業績を発表した。デジタルカメラやステッパーが好調で、売上高は7,309億4,300万円(14.5%増、前年同月比)、純利益は289億4,400万円(19.9%増)。ともに過去最高を更新した。

 デジタルカメラを含む映像事業は、売上高4,156億8,500万円(17.4%増)、営業利益343億6,800万円(104.1%増)。デジタル一眼レフカメラが大幅に売上増となり、交換レンズもボディにあわせて売上を伸ばした。また、コンパクトカメラもラインナップの拡充と拡販に努め、売上が順調に伸張したという。

 デジタルカメラの販売台数は計845万台。前期の661万台に対し、27.8%増加した。このうち、デジタル一眼レフカメラが134万台(27.9%増)、コンパクトデジタルカメラが711万台(27.6%増)。一眼レフ交換レンズも増加し、前期の150万台から202万台へ34.6%拡大している。

 また、海外生産拠点の能力増強、販売・サービス拠点の拡充、国内および欧州の物流機能の統合を実施。調達革新によるコストダウンも行なった。当期には銀塩カメラやMFレンズの縮小も発表している。研究開発費についても、前期の133億円から158億円に増加している。

 そのほかのセグメント別業績は、ステッパーなど精機事業が売上高2,423億1,700万円(14%増)、営業利益263億7,500万円(131.6%増)。インストルメンツ事業は売上高532億8,000万円(5.2%増)、営業利益40億8,500万円(44.6%増)。その他事業が売上高196億6,000万円(7.1%減)、営業利益19億2,900万円(前期は6億4,700万円の営業損失)となっている。

 2007年3月期の見通しとして、中間期に売上高3,600億円、純利益150億円、通気で売上高7,800億円、純利益370億円を見込んでいる。デジタルカメラ販売台数は、デジタル一眼レフカメラ175万台、コンパクトデジタルカメラ710万台の計885万台。前期に比べ、デジタル一眼レフカメラをおよそ3割増と予想している。



URL
  ニコン
  http://www.nikon.co.jp/
  平成18年3月期決算短信(PDF)
  http://www.nikon.co.jp/main/jpn/profile/ir/finance/pdf/2006/06_f_c_j.pdf
  関連データ(PDF)
  http://www.nikon.co.jp/main/jpn/profile/ir/finance/pdf/2006/06_f_d_j.pdf

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( 本誌:折本 幸治 )
2006/05/15 21:51
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