デジカメ Watch
最新ニュース
【 2016/01/26 】
【 2016/01/25 】
【 2016/01/22 】
【 2016/01/21 】
【 2016/01/20 】

松下電器、2005年度は営業利益34.3%増

~プラズマテレビ、デジタルカメラが好調

 松下電器産業株式会社は28日、2005年度(2005年4月1日~2006年3月31日)の連結業績を発表した。売上高は8兆8,943億2,900万円(2.1%増、前年同期比。以下同)、営業利益は4,142億7,300万円(34.3%増)、純利益は1,544億1,000万円(164%増)。

 FF式石油暖房機の緊急対策費用は249億円。税引前利益、純利益には法人税率の減少も影響している。

 商品部門別の売上高は、映像・音響機器と情報・通信機器からなるAVCネットワークが3兆6,883億円(4%増)。アプライアンスが1兆1,831億円(2%増)、デバイスが1兆866億円(2%減)、電工・パナホームが1兆5,708億円(1%増)、日本ビクターが6,990億円(3%減)、その他が6,665億円(9%増)。

 デジタルカメラはAVCネットワークの映像・音響機器部門に属する。2006年度の売上高は売上高1兆5,765億円(6%増)。プラズマテレビやデジタルカメラなどが売上を伸ばした。全売上高に占める割合は17%となっている。

 2005年度はデジタル家電を中心に、世界同時発売・垂直立ち上げをグローバルに推進。プラズマテレビを筆頭に成果を上げた。また、尼崎工場と松下杭州工業団地を立ち上げ、さらに最先端システムLSIの「魚津工場」への設備投資を行なうなど、積極的な設備投資を行なった。

 また、白物家電分野にも冷蔵庫「コンパクトBiG」や「お掃除ロボットエアコン」などの「V商品」を投入。これらが売上高を伸ばした。

 経営体質の強化については、材料コストの合理化、コストバスターズ活動によるコスト削減がグループ全体に浸透。事業分野別会社では、成長戦略に基づく選択と集中、拠点再編などの構造改革を継続している。

 2006年度は引き続きV商品を核とし、計82品目で約1兆8,000億円の売上高を目指す。宣伝告知も強化し、垂直立ち上げについても製品や地域の対象を広げるという。

 2006年度は中期経営計画「躍進21計画」の最終年度となる。売上高8兆9,500億円(1%増)、営業利益4,500億円(9%増)、純利益1,900億円(23%増)を見込んでいる。



URL
  松下電器
  http://panasonic.co.jp/
  2005年度連結及び単独決算概要
  http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn060428-2/jn060428-2.html


( 本誌:折本 幸治 )
2006/04/28 17:54
デジカメ Watch ホームページ
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。

Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.