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ソニー、デジタルカメラ向けのシステムオングラス液晶パネル


2型透過型低温ポリシリコン液晶ディスプレイパネル「ACX351」
 ソニーは13日、デジタルカメラ向けのシステムオングラス液晶ディスプレイパネルを商品化したと発表した。1.8型の「ACX343」、2型の「ACX351」、2.5型の「ACX350」の3タイプで、サンプル価格は順に5,000円、6,000円、7,000円。いずれも4月から受注を開始する。

 インターフェイス回路などをディスプレイ内のガラス基板上に内蔵する「システムオングラス液晶」を採用。インターフェイス回路を削減でき、部品点数や消費電力を少なくできる。消費電力は各サイズとも約70mWで、同社比にして約30%の削減が可能という。また、バックライトも内蔵する。

 ガラス基板上に搭載する回路は、映像データをカメラ側から受け取る「RGBシリアルインターフェイス」、中間調の色調調整にも対応する「RGB独立γカーブ(色調、階調)調整機能」、5bit(32階調)のデータ処理ながら6bit(64階調)相当の色表現を可能にする「デルタ配列対応FRC(フレームレートコントロール)」。

 各サイズとも表示方式は透過型で、液晶パネルとしては低温ポリシリコンTFT液晶を採用。表示解像度は、1.8型が320×240ピクセル、2型が354×240ピクセル、2.5型が354×240ピクセル。供給電圧は8.5V、3V。



URL
  ソニー
  http://www.sony.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200603/06-020/


( 本誌:折本 幸治 )
2006/03/13 12:55
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