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【PMA 2006】富士フイルム、FinePix F30とISO3200を支える技術を展示

〜第6世代スーパーCCDハニカム、顔検出などの概要を解説

会期:2月26日〜3月1日
会場:米国フロリダ州オーランド Orange Country Convention Center


 富士フイルムブースの大半はフロンティアなどの出力機に関する展示で占められているが、デジタルカメラを紹介する一角では、ISO3200撮影が可能になったFinePix F30と、同機に搭載された技術をアピールしている。

 FinePix F30は14日に海外で発表されたコンパクトデジカメで、FinePix F11の後継機種と見られる。1/1.7型有効630万画素の撮像素子は、「スーパーCCDハニカム HR VI」と呼ばれる同CCDの第6世代となる機種。さらに画像処理回路もリアルフォトプロセッサーIIに進化し、ISO3200での撮影が可能となっている。米国では5月に発売される。


FinePix F30(左)とV10 FinePix F30の背面 FinePix F30(右)とA500による撮り比べ。ボックス内の夜景を撮影した画像が上のディスプレイに表示される。ISO400では真っ黒になるが、ISO3200なら撮影可能

 レンズは36〜108mm(35mm判換算)、F2.8〜5の光学3倍ズームレンズ。細かい点では、F11まではACアダプタやUSB、AV出力の接続にマルチコネクターアダプタと呼ばれる小さな箱を経由しなければならなかったが、F30では各ケーブルを本体に直に接続できるようになった。

 ブースにはFinePix F30の実機が操作できる状態で展示されているほか、FinePix A500によるISO400撮影と、F30のISO3200撮影画像の比較が行なわれている。また、第6世代スーパーCCDハニカム HRとリアルフォトプロセッサーIIなどの技術の概要もパネルで解説している。

 第6世代では、集光効率を向上させるため、オンチップマイクロレンズの材質や形状を変更し、フォトダイオード周辺の転送路の高さを抑えた。さらに光電変換効率を向上させ、アンプのノイズも低減することで、撮像素子から出る画像そのものを明るく、低ノイズにした。

 またリアルフォトプロロセッサーIIではダブルノイズリダクションの性能を向上。大小のノイズを別々に処理することで、解像感を落とさずにノイズを低減した。

 このほかF30に搭載された新技術「i-Flashシステム」も解説。夜景を背景にした人物撮影の際、背景に露出をあわせて増感すると、ストロボの光が強すぎて人物が白トビしてしまうことがある。i-Flashでは被写体までの距離のほか、画面内の被写体の位置を検出して、そのデータをもとに発光量を絞ることで、自然な画像が得られる。

 このほか、同社の製品にはまだ搭載されていない技術として「顔検出」技術も紹介。画面内の人物の顔を検出して、AE、AF、赤目補正などを行なう技術。同社のミニラボ「フロンティア」に採用されていたものをチップ化することで、デジカメ上でも高速に顔検出できるようにしたとしている。ちなみに検出にかかる時間は0.04〜0.05秒。同時に10人までを検出可能だが、横顔や、高速に動く人物は検出するのが困難だそうだ。

 顔検出技術は年内にも搭載製品を発売するとしている。


スーパーCCDハニカム HR IVとリアルフォトプロセッサーIIの解説 展示されていたF30による作例。他社の高感度カメラではまつ毛の輪郭がノイズリダクションにより甘くなるが、F30ではまつ毛がきっちり解像されている i-Flashシステムの解説

顔検出技術の解説 顔検出チップ


URL
  PMA 2006
  http://www.pmai.org/xpma2006/default.asp
  PMA 2006関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/static/link/pma2006.htm


( 本誌:田中 真一郎 )
2006/03/01 12:26
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