会期:2月26日~3月1日
会場:米国フロリダ州オーランド Orange Country Convention Center
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Sneak Peek会場の様子
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PMA 2006開幕前日の25日(現地時間)、PMAの会場となるOrange County Convention Centerにおいて、報道関係者向けの前日イベント「Sneak Peek」が開催された。
Sneak PeekはPMA 2006の出展者が、出品する製品をまとめて事前に見ることができる、報道関係者向けのイベント。会場となったコンベンションセンター小ホールには小さなブースが多数並び、各社が力を入れている製品を紹介している。
■ ニコンは春モデルを初披露、日本未発表のL1/L2も
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日本未発表のCOOLPIX L2(左)とL4。奥にL3
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ニコンは21日に発表したコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」シリーズの新製品「COOLPIX P3/P4」、「COOLPIX S5/S6」、「COOLPIX L3」や、日本未発表の「COOLPIX L2/L4」の実機を展示した。
L2/L4は日本未発表の機種で、L3の兄弟機種。いずれも単三電池駆動のエントリーモデルで、L3の店頭予想価格が200ドル前後であるのに対し、L2は250ドル前後、L3は150ドル前後となっている。発売時期はL2/L3が2月、L4が3月。
主な違いはCCDの有効画素数で、L3が510万画素であるのに対し、L2は600万画素、L4は400万画素となっている。また、L2とL3のレンズの35mm判換算焦点距離が36~116mmであるのに対し、L4は36~114mmとなっている。このほかの仕様はほぼ共通で、2型液晶モニター、SDメモリーカードスロット、顔認識AF、赤目軽減や逆光/光量不足補正などの画像補正機能などを搭載する。
P3とP4は光学手ブレ補正機構「VR」を搭載したコンパクトデジカメ。両機とも1/1.8型有効810万画素CCD、36~126mm(35mm判換算)/F2.7~5.3の光学3.5倍ズームレンズ、2.5型15万画素の液晶モニター、顔認識AFなどを搭載する。また、P3にはIEEE 802.11b/g対応の無線LANが搭載される。
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VR機構を搭載したCOOLPIX P3
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COOLPIX P3(右)とP4。外観上の違いは、モードダイヤルの無線LANポジションの有無程度。ダイヤルの向かって右がVRスイッチ
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S5とS6は曲面デザインを採用した薄型のコンパクトデジカメ。両機とも1/2.5型有効600万画素CCD、35~105mm(35mm判換算)/F3~F5.4の光学3倍ズームレンズを搭載。S5には2.5型、S6には3型の液晶モニターが搭載される。また、S6のみIEEE 802.11b/g対応の無線LANが搭載される。
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COOLPIX S6
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背面。液晶モニター右のOKボタン周囲はダイヤル兼十字キー。モニターにはダイヤルに応じたインターフェイスが表示される
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■ Optio A10の手ブレ補正ユニットを展示したペンタックス
ペンタックスコーナーでは、24日に発表されたデジタル一眼レフカメラなどの参考展示品はなかったものの、コンパクトデジカメ「Optio」シリーズの新機種である「A10」、「T10」、「W10」、「M10」などを展示。
この中でA10に搭載された同社開発のCCDシフト式手ブレ補正ユニットを展示し、CCDが動く様子を見せた。このほか日本未発表のエントリーモデル「E10」も展示された。
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Optio A10
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Opito A10のCCDシフト式手ブレ補正ユニット。中央のCCDを載せた台が上下左右に移動する
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Optio A10の液晶モニターをはずして、内部を見せたモデル。この裏にCCDシフト方式のユニットがある
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Optio W10
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Optio M10
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デジタル専用魚眼ズームレンズ「DA FISH-EYE 10-17mm F3.5-4.5」も展示された
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■ Samsung版*ist DL「Samsung GX1L」
韓国Samsungは、ペンタックスとの提携第1弾デジタル一眼レフ「Samsung GX1L」を展示した。ペンタックス *ist DL2の外観を変更したもので、SamsungやGX1Lのロゴ以外は大きな違いは見当たらない。
デジタル専用ズームレンズ「smc PENTAX-DA 50-200mm F4-5.6 ED」と思われるレンズが装着されていたが、レンズは「Schneider-Kreuznach D-XENON」ブランドを名乗る。
※初出時に「*ist DLの外観を変更したもの」としていましたが、正しくは*ist DL2とほぼ同仕様の機種となります。
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Samsung GX1L
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フォルムは*ist DSなどとほぼ同様
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レンズ鏡胴のリングの色が緑から青に変更されている
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2005年に発売されたレンズ一体型高級機「Pro815」。2/3型800万画素CCD、28~420mm相当の15倍ズームなどを搭載
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3型液晶モニターとEVFを搭載
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本体上面の液晶モニターは設定データ表示以下にも、ウェストレベルファインダーとして使える
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■ HPのA3ノビ対応顔料プリンタ「Photosmart Pro b9180」
HPは発表されたばかりのA3ノビ対応顔料インクジェットプリンタ「Photosmart Pro b9180」を展示。インクはViveraブランドを名乗るが、新開発の顔料インクで、8色構成となる。顔料インクらしく耐候性が重視されており、プリントはガラスで覆われた状態で200年間の保存が可能としている。
A3ノビをカセット給紙できる非常に大きなボディのプリンタだが、プロユースを意識して交換頻度を減らすために、インクタンクも大きなものが採用されている。
夏ごろの発売で、価格は699ドルが予定されている。
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Photosmart Pro b9180
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A4プリンタのようなフォルムだが、A3ノビ対応機。人物と大きさを比較されたい
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インクタンクも巨大
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■ エプソンはハイエンドスキャナ「Perfection V700 Photo」を展示
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Perfection V700 Photo
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エプソンは日本未発表のフラットベッドスキャナ「Perfection V700 Photo」を展示。6,400dpiでのスキャンが可能で、大判フィルムスキャンにも対応する。スキャンユニットに6,400dpi対応の4×5判まで対応した透過原稿用高解像度レンズと、4,800dpi対応のA4まで対応した透過/反射原稿用レンズの、2つのレンズを装備している。四角いボディに分厚い透過原稿ユニットが載った大柄なスキャナだ。
■ NuCOREの新画像処理エンジンは顔認識機能を搭載
デジタルカメラ用画像処理チップの専業メーカーであるNuCOREは、新しい画像処理チップに搭載される顔認識技術をデモンストレーションした。ハードウェアで顔認識機能を実装しているため、高速で、1度に複数の顔を認識させることもできる。
高画質のアナログフロントエンド、高速処理が可能なデジタルバックエンドという同社従来からの構成は踏襲するが、両方とも一から新設計しなおしたとしている。この画像処理チップにはほかにもいくつかの新機能があるようだが、これらに関しては明日以降に詳細が発表されるとのこと。量産開始は夏ごろで、搭載製品は早ければ年末に発表される。
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顔認識をデモ。ある程度近くにある顔を認識し、遠くの顔は認識しない
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同社の顔認識技術(左)と他社の同技術を比較した映像。高速かつ、複数の顔認識が可能
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■ URL
PMA 2006
http://www.pmai.org/xpma2006/default.asp
PMA 2006関連記事リンク集
http://dc.watch.impress.co.jp/static/link/pma2006.htm
( 本誌:田中 真一郎 )
2006/02/26 16:39
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