三洋電機株式会社は31日、平成18年3月期第3四半期(2005年10月1日~12月31日)の連結業績を発表した。前年同期の赤字から好転、売上高6,115億3,500万円(前年同期比1.5%減、以下同)、営業利益163億2,400万円(57.6%増)、純利益62億1,800万円となった。
デジタルカメラを含むコンシューマ部門の売上高は3,034億8,300万円(1.5%減)。同部門の売上高は、全社の49.6%を占める。
そのうち、デジタルカメラ事業の売上高は589億300万円。前年同期より21.5%増と大幅に増加している。全社売上に占める構成比は9.6%。主要製品別としては、電話機(構成比14.5%)、二次電池(同13.4%)に次ぐ構成比となる。また、前年同期からの伸び率では、太陽電池(92.4%増)、冷蔵庫(28.2%増)に次ぐ成長を示した。一方、携帯電話などが減少。内外比率はおよそ4:1で国内が多い。
コンシューマ部門以外の売上高は、店舗設備などのコマーシャル部門が586億6,900万円(6.6%%増)、半導体などコンポーネント部門が2,305億5,600万円(0.1%増)、その他部門が188億2,700万円(1.8%減)となっている。
なお、新製品「eneloop」を発売した二次電池事業はコンポーネント部門に含まれる。同事業は売上高821億2,400万円、前年同期比6.5%増と増収を達成した。
当期末における負債総額は、前期比3,901億円減の1兆8,911億円。これは三洋電機クレジット株式会社が連結子会社から外れたことで、短期借入金が2,036億円に、社債および長期借入金が2,062億円にそれぞれ減額したため。
通期の見通しは中間期の発表から変更はない。売上高2兆4,400万円、2,330億円の損失の損失を見込んでいる。
■ URL
三洋電機
http://www.sanyo.co.jp/
決算短信(PDF)
http://sanyo.web-ir.jp/data/current/summarysubobj-138-pdf.pdf
( 本誌:折本 幸治 )
2006/01/31 17:35
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