IDC Japan株式会社は29日、2005年第2四半期における国内インクジェットプリンタの出荷台数を前年同期比13.5%増の146万3,000台と発表した。通年でも前年の624万台を上回ると予測している。
このうち複合機は前年同期比で約2倍の73万3,000台、単体機は同20%減の72万9,000台。インクジェットプリンタ全体における複合機の割合は50.1%に達し、過半数を超える見込み。
インクジェットプリンタ全体の増加について、同社では「デジタル家電に流れていた需要の一部がインクジェット製品に戻ってきたため」としている。
また、同社プリンターシニアアナリストの坂田信之氏は、複合機の伸張を「スキャン、コピーなどの複合機能がユーザーの志向に合致し、ベンダーも新技術を投入してラインナップを揃えた結果」と分析。「拡大傾向は今後も変わらないが除々に緩やかとなり、2007年には全体の60%に達する」としている。
■ URL
IDC Japan
http://www.idcjapan.co.jp/
( 本誌:折本 幸治 )
2005/09/29 19:11
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