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米InfoTrends、西ヨーロッパ デジタルカメラ市場の成長をレポート


 米国の調査会社InfoTrends/CAP Venturesは20日(現地時間)、西ヨーロッパのデジタルカメラ市場についてレポートした。

 レポートによると、西ヨーロッパの2004年のデジタルカメラ売上台数は2,250万台。平均単価が下落したにもかかわらず、売上高は42%伸びたとしている。

 2005年には台数が32%成長し、2,980万台に達する見込み。売上高は29%伸びて、100億ユーロを超える見込み。これにより、出荷台数と売上の点で、「西ヨーロッパは世界で最も大きなデジタルカメラ市場になった」とした。

 2004年のメーカー別の売上高は、キヤノン、ソニー、オリンパスの順となった。2005年は、キヤノンが引き続き首位を維持し、オリンパスとソニーはコダックの攻勢によりシェアを失うだろうとしている。

 同市場における世帯普及率はまだ極めて低く、2004年は26%。2005年でも39%の見込み。また、初めてデジタルカメラを購入する人が85%を占めている。同社では「世帯普及率が上がるにつれ、買い替え需要が主流になる。2007年には買い替え需要が、初購入需要を上回るだろう」と予測している。

 また、同市場においてもデジタル一眼レフは、市場全体から見れば少ないものの、2004年にもっとも早く成長したセグメントで、2005年には264%の成長が見込まれるとしている。



URL
  InfoTrends(英文)
  http://www.infotrends-rgi.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.infotrends-rgi.com/home/Press/itPress/2005/9.20.05.html


( 本誌:田中 真一郎 )
2005/09/21 14:02
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