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タムロン、中間期はデジカメ向けレンズ下落などで減収減益

~一眼レフ用レンズなど写真事業は485%の増益

 株式会社タムロンは、2005年1~6月中間期の連結業績を発表した。デジタルカメラ向けレンズなどの受注減により、売上高276億円(前年同期比10%減、以下同)、純利益164億円(26%減)の減収減益となった。

 一眼レフカメラ用レンズなどを含む写真関連事業は、売上高69億円、営業利益8億円。デジタル一眼レフカメラ市場の成長を受け、前年同期よりそれぞれ47%、485%の増加となった。製品では、3月発売の「AF 18-200mm F3.5-6.3 XR Di II(Model A14)が市場で高い評価を得たほか、5月発売の「SP AF 11-18mm F4.5-5.6 Di II(Model A13)」の販売も好調に推移した。

 コンパクトデジタルカメラ用OEM向けレンズなどを含むレンズ関連事業は減収減益。売上高164億円(24%減)、営業利益25億円(33%減)となった。主力のデジタルカメラ用レンズが不調で、2004年後半から続く市場全体の在庫調整や単価下落の影響を受けた。ビデオカメラ用レンズは好調に推移。また、5月からは携帯電話用レンズユニットの供給も始めている。

 特機その他事業は、売上高43億円(1%減)、営業利益1億円(54%減)。CCTVカメラ用レンズがセキュリティ需要を受けて順調に推移。ただし、プロジェクター光学デバイス事業におけるリアプロジェクションテレビ用光学部品の開発費などが負担になった。

 なお、国内コンパクトデジタルカメラ市場の成熟化や価格下落が想定以上になるとし、2005年通期の見通しについて下方修正した。売上高を700億円から580億円に、純利益を48億円から28億円に変更した。



URL
  タムロン
  http://www.tamron.co.jp/
  平成17年12月期中間決算短信(PDF)
  http://www.tamron.co.jp/investors/pdf/jp_20050804.pdf


( 本誌:折本 幸治 )
2005/08/04 19:26
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