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キヤノン、2005年1~6月期は増収増益、通期予想を上方修正

~デジタル一眼もコンパクトデジカメも好調

 キヤノン株式会社は27日、2005年1~6月決算(中間期決算)を発表した。これによると売上高は1兆7,558億4,000万円で、前年同期比6.5%増。営業利益は2,701億8,900万円で、前年同期比6.6%増。純利益は1,752億6,800万円で、前年同期比9%増の増収増益となった。

 事業別ではカメラ事業の売上高は3,791億円で前年同期比9.2%増。営業利益は619億円で、前年同期比0.7%増。EOS Kiss Digital N、EOS 20D、交換レンズ、IXY DIGITAL 600/55などが好調だった。一方で価格下落の影響もあり、営業利益率は前年同期比マイナス1.4%の16.3%に低下した。

 事務機事業のうち、コンピュータ周辺機器はレーザープリンタのモノクロパーソナル機とカラー機、インクジェットプリンタと複合機の好調により、売上高は5,777億3,700万円で、前年同期比8.9%増。オフィスイメージング機器は高機能化とカラー化が進み、ネットワーク複合機が好調だったことから売上高5,677億9,900万円で、前年同期比2.4%増となった。ビジネス情報機器は国内でのPC販売を政策的に縮小したため、売上高514億9,500万円で、10.2%の減収となった。

 事務機全体では売上高が1兆1,970億円で前年同期比4.8%増。営業利益は2,595億円で、前年同期比4.3%増。価格下落や原材料高騰の影響を受けたが、コストダウン等で相殺できたとしている。

 光学機器及びその他事業では、調整局面により半導体用露光装置が減少したものの、液晶用露光装置が好調だったため、売上高1,797億円で前年同期比13.1%増となった。営業利益は210億円で前年同期比38.8%増。

 好調を受けて、通期予想の売上高が上方修正された。売上高は前回予想比300億円増の3兆6,800億円。純利益は同額の3,670億円に据え置かれている。



URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  決算短信(PDF)
  http://www.canon.co.jp/ir/results/2005/rslt2005q2j.pdf
  決算説明会資料
  http://www.canon.co.jp/ir/conf2005q2/index.html

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( 本誌:田中 真一郎 )
2005/07/27 20:56
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