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フォトイメージングエキスポ2006の開催概要を発表

~国際化を推進、バイリンガルなトレードショーを目指す

フォトイメージングエキスポ2006のロゴ。光の三原色であるRGBが織り込まれた
 写真関連4団体は25日、「フォトイメージングエキスポ2006」(PIE2006)の開催概要を発表した。

 会期は2006年3月23日~26日。会場は東京ビッグサイト西1~4ホールとアトリウム。開催時間は午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)。入場料は1,000円で、会期中有効。

 主催はカメラ映像機器工業会、写真感光材料工業会、日本カラーラボ協会、日本写真映像用品工業会の4団体で、前回と変わらないが、オーガナイザーは今回から凸版印刷とケルン・メッセになった。

 PIEは4団体が個別に開催していた写真関連イベントを統合したもので、3月に初開催された。PIE2006が統合後第2回目となる。


ビジネスユーザーや親子連れのほか、若者向けイベントも

写真感光材料工業会 専務理事の杉本 安弘氏
 4団体は25日、都内で報道関係者向けに発表会を開催し、PIE2006の概要を説明した。まず、写真感光材料工業会 専務理事の杉本 安弘氏が、PIE2005からの改善点を解説。

 そのひとつは開催規模の拡大で、出展者が950コマ、来場者が10万6千人だった前回に対し、PIE2006では目標を1,100コマ、11万人以上に引き上げる。

 また、前回は「総合ゾーン」、「コンシューマーゾーン」、「プロフェッショナルゾーン」の3つのゾーンで多様な来場者に対応していたが、今回はプロフェッショナルゾーンを「ビジネスプロゾーン」にリニューアル。さらにゾーン内を入力、画像処理、出力、材料・パーツ、ビジネスプロ総合の5つに細分化。「できるだけ同じエリアに同分野の商品が並ぶような構成を考えた」(杉本氏)としている。

 さらに今回は来場者向けイベントも強化。PIE2005でも行なわれた基調講演やセミナー、トークショーなどのほか、PIE2006では「パーク」と呼ばれるターゲット別のイベント会場を設置。ビジネスユーザー向けの特別展示「フューチャーパーク」、家族や親子連れ向けのステージ「キッズ&ファミリーパーク」のほか、学生や20代の若者をターゲットとした写真展やトークショーを行なう「ニュージェネレーションパーク」を設ける。ただし、これらの名称は変更される可能性がある。

 出展者向けとしては、出展費用は原則として昨年と同じだが、ミニブースは値下げし、出展しやすくするとしている。

 このほか、光の三原色を織り込んだロゴへの変更、フォトコンテストでの「自由部門」の新設などが紹介された。

 杉本氏はPIE2006のキャッチフレーズを「写真と映像の未来がみえる、夢の祭典」と紹介し、「夢の持てる祭典にしていきたい」と述べた。


Photokina、PMAに並ぶビッグショーに

 PIE2006のオーガナイザーとなったケルン・メッセは独の写真関連展示会「Photokina」のほか、世界各地でのイベントを成功させてきた。こうしたケルンメッセの実績を生かし、PIE2006では「国際化の推進」が掲げられた。

 具体的には前回の出展者が国内140社/海外20社であったのに対し、次回は国内150社、海外50社を目標とし、海外からの出展比率を向上させる。7月に開催された上海におけるケルンメッセのイベントで、すでにPIE2006のPR活動を開始しており、今後も海外メーカーや団体、政府への働きかけを行なうほか、国内外の専門バイヤーの誘致も図る。

 また、アジア諸国から多数の有力バイヤーの来場が見込まれるとし、通訳を会場に待機させる。報道についても、全世界の報道関係者が自由に積極的に取材できるような体制を整えるとしている。

 ケルンメッセの宮崎 征氏は「ドイツ、アメリカの展示会に並ぶビッグショーにする。(PIE2006は)バイリンガルなトレードショーになる」と国際化への意気込みを語った。


凸版印刷とケルンメッセが共同でオーガナイザーとなる
ケルンメッセの宮崎 征氏

 このほか、バイヤー向けのトレードショーであると同時に、一般向けのコンシューマーショーであることを考慮し、会期の前半をトレードショーとして、後半をコンシューマーショーとして性格づけるとした。ただし、厳密に両者を区切るわけではなく、コンシューマーが前半に入場することも、バイヤーが後半に入場することもできる。出展者には、会期前半には商談ができる人材をブースに待機させるよう呼びかけるとした。



URL
  PIE2006公式サイト(8月上旬開設)
  http://www.pie2006.jp/

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( 本誌:田中 真一郎 )
2005/07/25 20:23
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