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オリンパス、デジカメ事業不振で再度の下方修正、100億円の赤字へ


 オリンパス株式会社は27日、2005年3月期(2004年4月1日~2005年3月31日)の連結業績予想を下方修正し、100億円の赤字になると発表した。デジタルカメラ事業の見通しが予想を下回ったためとしている。

 1月発表時の売上高8,300億円、営業利益345億円、純利益135億円に対し、修正後の予想数値はそれぞれ8,130億円(1,70億円減)、265億円(80億円減)、100億円(235億円減)。

 修正の原因を、一部デジタルカメラ市場の成長鈍化や競合環境の厳しい状況により「市場の伸びが当初の予測に届かなかったため」としている。そのため、前年並みの世界シェアを維持しつつも、売上、利益共に前回を下回る結果となったという。

 主力の医療事業、ライフサイエンス事業、産業事業は堅調に推移。ただし、映像事業を補うほどの業績は得られていない。また、映像事業の建て直しを加速し、追加引当金を当期に実施する。また、計上していた繰延税金資産を取り崩す。

 同社は1月、中間期で発表した2004年度通期の予想を下方修正している。ただし売上高のみで、利益については「経費削減など施策を展開している」とし、修正はなかった。

 なお、単独でも下方修正を発表している。売上高が2,600億円から2,590億円(10億円減)に、営業利益はマイナス25億円、経常利益はマイナス15億円に変更。映像事業からの技術ロイヤルティ収入の減少と一般管理費の増加が営業赤字の理由としている。ただし、子会社や固定資産税の売却益により、純利益は15億円を確保する。



URL
  オリンパス
  http://www.olympus.co.jp/
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/tes/pdf/nr050427.pdf

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( 折本 幸治 )
2005/04/27 20:31
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