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TI、模造バッテリの使用を防ぐバッテリ管理IC


 日本テキサス・インスツルメンツ(TI)は、模造バッテリの識別が可能なバッテリ管理IC「bq26150」を、2005年第2四半期より出荷する。1,000個ロット時の単価は1.15ドル。

 bq26150はバッテリパック内に組み込まれるIC。デジタルカメラ、携帯電話、PDA、ノートPCなどで模造バッテリの使用を防ぐことができる。

 bq26150とバッテリを使用するデジタルカメラなどの機器のプロセッサが通信し、機器のメーカーだけが知る暗号キーを元にbq26150がデータを計算、返信することで、認証を行なう。機器は認証されなかったバッテリパックの動作を禁止するなどの措置をとる。

 同社では2005年に、より強力なSHA-1暗号で認証するICや、バッテリの残量計測機能などを併せて搭載したICを製造するとしている。

 デジタルカメラ用リチウムイオンバッテリーの模造品に関しては、一定の品質基準を満たした保護機能や制御回路を搭載していないものが多く、使用時にカメラの故障や発熱、発火、破裂の原因になることがあるとされている。

 メーカー各社のほかカメラ映像機器工業会がユーザーに対して注意を喚起し、フォトイメージングエキスポ2005会場でもチラシを配るなどの活動を行なっている。



URL
  日本TI
  http://www.tij.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.tij.co.jp/news/sc/2005/scj_05_026.htm

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CIPA、模造バッテリーに関する注意を喚起(2005/03/11)


( 田中 真一郎 )
2005/03/23 15:03
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