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【PIE2005】松下電器/エプソン/HPブースレポート

～フルラインナップを展示した松下電器、R-D1のエプソン、大判プリンタのHP

■ 松下電器ブース

　松下電器は「DMC-FZ5」、「DMC-LZ2」など新機種をはじめ、フルラインナップを展示。特に高倍率ズームと手ブレ補正を組み合わせたFZシリーズは、来場客の中心を占めるプロシューマー、ハイアマを中心に人気を集めた。

　春モデルのFZシリーズは光学手ブレ補正対応、12倍ズーム、全域F2.8が特徴の「DMC-FZ20」と、FZ20より小型軽量で、F値がF2.8～3.3の「DMC-FZ5」の2機種が展示されている。

　ブーススタッフは、「カメラメーカーさんには伝統の重みがある。我々はそこで同じように勝負してもかなわない。コンパクト機でカメラの知識のない一般ユーザー層の裾野を広げ、ステップアップする際にFZを選んでもらえばいいと思う。(今後出る)一眼も、基本的にはその路線の延長線でしょう」と語っていた。


DMC-FZ5

DMC-FZ20

　6倍ズームと乾電池駆動が特徴の600万画素機「DMC-LZ2」も人気だった。コンパクト機は薄型化、大画面化がトレンドだが、「(業界全体で)一時期に比べ乾電池駆動の機種が減っているが、確実に需要はある(スタッフ)」とのこと。


DMC-LZ2

　このほか、「大ヒットといっていいウチの主力機種」という3倍ズーム、光学手ブレ補正搭載の500万画素コンパクト機「DMC-FX7」や、同じく手ブレ補正採用で400万画素の普及機「DMC-LS1」、ライカレンズを搭載したマニュアル志向の「DMC-LC1」などを展示していた。


DMC-FX7

DMC-LS1

DMC-LC1


■ ＵＲＬ
　 松下電器産業
　 http://www.panasonic.co.jp/

■ エプソンブース

　エプソンのブースでは、昨年発売されたレンズ交換式レンジファインダーデジタルカメラ「R-D1」と、家庭用から業務用まで幅広いラインナップのプリンタが展示されていた。

　R-D1は、写真家による作品展が開かれるなど、デジタルカメラ業界の中にあって独特の地位を築いている。ライカマウントのレンズが使えることもあり、熱心なファンも多く、じっくり時間をかけてシャッターの切れ味を確かめる人が多かった。


R-D1

カットモデルも展示された R-D1対応レンズ群

P-2000
　2004年10月に発売されたフォトストレージビューア「P-2000」も大量出品されている。P-2000は容量40GBのHDDと、640×480ピクセルが表示可能な3.8型低温ポリシリコン液晶モニターを搭載。はめ込み画像と間違いそうな液晶の美しさが印象的で、来場客にもその発色の良さは好評だという。


　プリンタは「PM-A900」のようなホームDPE用途のものから、プロ、ハイアマがターゲットのA3ノビ対応の顔料インク機「PX-G5000」、業務用途向けでA2プラス対応の「PX-6000」などを展示。特に力を入れてアピールしていたのは、プロ向け製品における、顔料インクの発色の良さだったようだ。


PX-G5000 PX-6000


■ ＵＲＬ
　 エプソン
　 http://www.epson.co.jp/

■ HPブース

　小規模ながら日本ヒューレット・パッカードもブースを出展。5月発売予定の9色インク採用A3ノビ インクジェットプリンタ「Photosmart 8753」を参考出品している。

　Photosmart 8753はシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタの6色に加え、ダークグレー、ライトグレー、フォトブルーを追加して、正確なグレーバランスと色再現を目指した製品。印刷解像度は最高4,800×1,200dpi。643×398×203mm(幅×奥行き×高さ)、重量11.8kgと大柄なプリンタだが、カードスロットやEthernetを内蔵するなど、画質だけでなく機能も充実している。価格は6万円前後になる見込み。


Photosmart 8753 3つのインクカートリッジを使用

　同社ブースではあわせてA1サイズ対応のプロ向け大判プリンタ「Designjet 130」も展示。2月に開催された写真家ロバート・キャパの写真展「キャバ・イン・カラー」で使用された実績をアピールしていた。


Designjet 130 「キャパ・イン・カラー」の作品も展示されている


■ ＵＲＬ
　 日本ヒューレット・パッカード
　 http://welcome.hp.com/country/jp/ja/welcome.html


（ 伊藤 大地、田中 真一郎 ）
2005/03/18 18:38
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