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【PIE2005】コニカミノルタブースレポート

~DTレンズを参考出品

 コニカミノルタブースでは、3月10日に開発発表を行なったデジタル一眼レフカメラ専用交換レンズ「DTレンズ」3機種が参考出品されていた。ケース内展示のため、残念ながら試写などはできない。

 ラインナップは、35mm判換算27~105mmの「AF DT ズーム 18-70mm F3.5-5.6 (D)」、同17~27mmの「AF DT ズーム 11-18mm F4.5-5.6 (D)」、同27~300mmの「AF DT ズーム 18-200mm F3.5-6.3 (D)」の3本。発売は夏から秋にかけてで、価格は未定。DTレンズは「α-7 DIGITAL」に搭載されているAPS-Cサイズの撮像素子に合わせて設計されたαマウント対応レンズ。イメージサークルの小径化により、本体の小型軽量化、高倍率化などが可能だという。スタッフによれば、「光学設計がデジタルに最適化され、α-7 DIGITAL搭載の手ブレ補正機構「ANTI-SHAKE」との相性も考えて設計している。α-7 DIGITALにベストな選択となるはず」という。


AF DT ズーム 18-70mm F3.5-5.6 (D) AF DT ズーム 11-18mm F4.5-5.6 (D)

AF DT ズーム 18-200mm F3.5-6.3 (D)

 α-7 DIGITAL中心のブース構成になっていたのは今の商品ラインナップから考えても自然だが、本体同様にアピールされていたのは、CCDをシフトさせて手ブレを補正する「ANTI-SHAKE」の内部ユニットや、AF制御を行なう小型超音波モーターなど、α-7 DIGITALを構成するデバイスだ。「技術力を示したい」とスタッフが語るとおり、わざと手ブレ補正ユニットを振動させて、CCDがそれに合わせて動く様子を体験できたり、超音波モーターを1円玉と比較してその小ささをアピールしたりと、同社の先端技術を体験できるような展示だったのが印象的だった。


α-7 DIGITAL

わざと振動させることで、「ANTI-SHAKE」の効果を確かめられる 「ANTI-SHAKE」の内部ユニット

小型超音波モーター。AF制御に使われる シフト式CCDユニット

 また、まもなく発売となる工事写真撮影用デジタルカメラ「DIGITAL現場監督 DG-5W」の展示も行なわれていた。耐衝撃性や収納性を向上させるため、沈胴式ズームレンズではなく出っ張りのないズームレンズを採用。「現場の使用頻度が低い」という光学ファインダーを省き、強化ガラスで保護された液晶をファインダーとして利用する。手袋をしたままで操作しやすいよう、ボタンも大きくした「こだわりの一台(スタッフ)」だという。


DIGITAL現場監督 DG-5W

 業務系のコーナーでは、デジタルミニラボ「R3 SUPER」を参考出品。L版出力で毎時約950枚、六切版で約220枚を印刷可能。各種フィルムのほか、フロッピーディスク、スマートメディア、メモリースティック、CF、SDメモリーカード、MMC、Microdrive、CD-R、DVDなどのメディアに対応。xDピクチャーカードの入力にはアダプタが必要となる。導入開始は今年後半とのこと。


 このほか、3月4日に発売した35mmフィルムスキャナ「DiMAGE Scan Elite 5400 II」、レンズ一体型の最上位機「DiMAGE A200」、光学12倍ズーム機「DiMAGE Z5」、コンパクト機「DiMAGE X31」、「DiMAGE X50」などを展示していた。


DiMAGE Scan Elite 5400 II 実際に画像入力を体験できる

DiMAGE A200

DiMAGE Z5

DiMAGE X31

DiMAGE X50


URL
  コニカミノルタ
  http://konicaminolta.jp/
  フォトイメージングエキスポ2005
  http://www.pie2005.jp/


( 伊藤 大地 )
2005/03/17 19:17
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