フォトイメージングエキスポ2005(PIE2005)のキヤノンブースは、IXY DIGITALの新モデルから、「EOS Kiss Digital N」、「EOS-1Ds Mark II」などデジタル一眼レフ、さらには大判プリンタまで、総合的な展示となった。
まず注目が集まるのが、国内初登場で本日発売となった「EOS Kiss Digital N」。上位機種となるEOS 20Dに匹敵するスペックを持ち、485gと軽量になった。実際に触ってみると、操作のレスポンスや質感の向上、初代比75gの軽量化の影響を感じとることができる。
ブーススタッフも「2代目になってすべてが熟成された。今が買い時」とプッシュしていた。標準ズームレンズ「EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM」とのセットである「レンズキット」が120,000円弱、レンズキットに望遠ズームレンズ「EF55-200mm F4.5-5.6 II USM」を加えた「ダブルズームレンズキット」が143,000円前後の見込み。
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EOS Kiss Digital N
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また、今日発売となったEF-Sマウント専用の交換レンズ「EF-S60mm F2.8 マクロ USM」も展示。EF-Sマウント専用としたことで、本体サイズ73×69.8mm(最大径×全長)、重量335gと小型軽量なのが特徴。35mm判換算の焦点距離が96mmで、等倍撮影ができる。会場では大判出力した作例も展示しており、その実力をアピールしていた。EF-S専用レンズとしては、単焦点/マクロはこれが初めて。価格は57,000円。
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「EF-S60mm F2.8 マクロ USM」。ボディは「EOS 20D」
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今回のキヤノンブースの特徴は、カメラ以上にプリンタの展示にも力が入っていたことだ。今月上旬に発売された最大A1ノビサイズの「imagePROGRAF W6400」および、まもなく発売となる最大B0ノビサイズの「imagePROGRAF W8400」も出品されており、実際に出力して、その画質を確かめられるようになっている。「大判プリンタ市場ではエプソンとHPに先行されて、我々は後発。それだけに画質も、コストパフォーマンスも絶対に負けていないはずです」とスタッフも自信を見せていた。価格はW8400が598,000円、W6400が298,000円。
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imagePROGRAF W6400
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imagePROGRAF W8400
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なお、キヤノンブースでプリンタを展示している位置は、カメラ本体のほか業務用ラボシステムやキオスク端末をもプッシュする富士フイルムブースの真向かい。ホームDPEを推進するキヤノンと、「写真はプロに任せよう」のキャッチで業務用ラボに力を入れる富士フイルムと、真っ向から対決する姿勢になっている。
また、天体撮影に特化したデジタル一眼レフ「EOS 20Da」は、天体写真の特設コーナーを設けて展示。本格的な天体望遠鏡とのセットで試用できる状態になっている。
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天体望遠鏡とのセットで試用できる「EOS 20Da」
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このほかキヤノンブースでは、3月に発売されたIXY DIGITALの最上位機種「IXY DIGITAL 600」や3月末に発売となる500万画素の「IXY DIGITAL 55」、プロ向けのデジタル一眼レフ「EOS-1Ds Mark II」などを展示している。全体的には熱心なカメラファンが多いせいか、来場客の興味は一眼レフに注がれていたようだ。
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IXY DIGITAL 600
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IXY DIGITAL 600の分解モデルも展示
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IXY DIGITAL 55
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■ URL
キヤノン
http://canon.jp
フォトイメージングエキスポ2005
http://www.pie2005.jp/
( 伊藤 大地 )
2005/03/17 16:21
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