デジカメ Watch
最新ニュース
【 2016/01/26 】
【 2016/01/25 】
【 2016/01/22 】
【 2016/01/21 】
【 2016/01/20 】

日本電産コパル、売上高予想を下方修正

~デジカメ用レンズの大口受注が突然中止に

 日本電産コパル株式会社は16日、2005年3月期(2005年4月1日~3月31日)の連結業績予想を、2004年10月の中間決算発表時から修正した。売上高を750億円から690億円に、経常利益を74億円から67億円にそれぞれ減額、純利益を40億円から48億円に増額した。

 売上高の減少については、デジタルカメラメーカー各社の在庫調整が予想以上に長引いていることや、継続を見込んでいたデジタルカメラ用レンズユニットの大口受注が「突然中止になった」ことなどを理由に挙げている。また、回復を見込んでいた液晶用バックライトが生産延期になったことも理由としている。

 一方、純利益の増額に関しては、厚生年金基金解散に伴う特別利益、電子事業の構造化改革費用の計上、不稼動資産の廃棄などによる特別損失処理を理由としている。また、16日には役員退職慰労金制度の廃止も発表し、業績連動型の報酬体系への移行を強めている。

 同社はカメラ用シャッターユニットの生産で有名な'49年創業の精密機械メーカー。'98年には小型モーター事業を手がける日本電産株式会社の資本参加を得ている。主な事業はシャッターユニット、レンズユニット、携帯電話用カメラモジュール、振動モーター、ステッピングモーターなど。最近では独アグファ・ゲバルトのデジタルミニラボ「d-lab.1」の共同開発・生産や、業務用昇華型プリンタも開発している。



URL
  日本電産コパル
  http://www.copal.co.jp/
  ニュースリリース(PDF形式)
  http://www.copal.co.jp/03/pdf/2005-03-gyosekishusei.pdf


( 折本 幸治 )
2005/03/16 17:51
デジカメ Watch ホームページ
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。

Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.