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手ブレ補正デジカメ普及で角速度センサーの出荷が増加


 株式会社矢野経済研究所は25日、「圧力・加速度・角速度センサの徹底研究2004」と題した調査結果を発刊した。価格は136,500円。

 同調査は、デジタルカメラ、携帯電話、車載機器などでの需要が拡大している各種センサーの市場動向などを同社が調査したもの。

 この中で、デジタルカメラの手ブレ補正に使用される角速度センサーの2004年度出荷数量が前年比24.6%増の3,992万個、出荷金額が前年比8.6%増の730億円に達したとしている。


手ブレ補正機構を搭載する松下電器産業のLUMIX DMC-FX7
 角速度センサー市場拡大の要因のひとつとして、松下電器産業がコンパクトデジタルカメラ「LUMIX」の中位機種に手ブレ補正機構を搭載したことをあげている。搭載されたのがボリュームゾーンである中位機種であり、かつユーザーの評価も高かったことから、2005年から他メーカーでの採用が活発化すると予測している。また、手ブレ補正にはZおよびX軸方向の検出が必要なため、今後は2軸の角速度センサーが使われる可能性が高いとしている。

 なお、2004年度の角速度センサーの数量ベースでの需要分野別内訳は、デジタルカメラは400万個で10%を占め、デジタルビデオカメラの1,620万個/40.6%、車両安定化装置の1,140万個/28.6%、カーナビゲーションの622万個/15.6%に次ぐシェアとなっている。



URL
  矢野経済研究所
  http://www.yano.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.yano.co.jp/press/2005/050125.html

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( 田中 真一郎 )
2005/01/26 15:03
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