InfoTrends、2004年世界デジカメ売上は240億ドル

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InfoTrends、2004年世界デジカメ売上は240億ドル

～画素数競争は続き、画像エンジンの重要性が高まる

　市場調査会社の米InfoTrends/CAP Venturesは16日(現地時間)、世界のデジタルカメラ市場についてレポートした。

　これによると、2004年の世界デジカメ市場の売上は240億ドルで、2009年には310億ドルまで成長するとの予測を示している。

　地域別売上は欧州、米国、日本がトップ3。日本はデジカメの一般層への浸透が進んでおり、欧米も数年で同様の段階に達するとしている。一方、アジアとその他の地域の市場は急成長している。2004年の同地域の世界シェアは10%だが、2009年には33%まで成長するとしている。

　2004年のメーカー別シェアのトップ5は、1位から順番にキヤノン、ソニー、オリンパス、コダック、富士写真フイルム。2005年もトップ5の顔ぶれは変わらないが、順位が変動する可能性があるとしている。

　消費者がデジカメの性能を判断する指標は引き続き撮像素子の画素数。今後も画素数競争は続き、2009年までには7～800万画素機がコンパクト機の主流になると予測している。

　また、画素数の増加により、メーカーは画像処理と大容量ファイルの扱いを高速化する必要に迫られ、消費者もシャッタータイムラグなどレスポンスの必要性を認識するだろうと予測。その結果、メーカーは画像処理エンジンのブランド認知度向上を試み、消費者は画像処理エンジンもキーコンポーネントであることを学習するだろうとしている。

■ ＵＲＬ
　 InfoTrends/CAP Ventures(英文)
　 http://www.infotrends-rgi.com/
　ニュースリリース(英文)
　 http://www.infotrends-rgi.com/home/Press/itPress/2004/12.16.04.html

（田中真一郎）
2004/12/17 16:10

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