デジカメ Watch
最新ニュース
【 2016/01/26 】
【 2016/01/25 】
【 2016/01/22 】
【 2016/01/21 】
【 2016/01/20 】

ペンタックス、2004年中間期はデジカメ低価格化により42.6%の減収


*ist Ds
 ペンタックス株式会社は12日、2005年3月期中間期決算(2004年4月1日~9月30日)を発表した。これによると、売上高は634億2,100万円(前年同期比0.3%減、以下カッコ内は同様)、営業利益は18億5,000万円(前年同期比42.6%減)、純利益は14億6,600万円(前年同期比21.9%増)。

 営業利益における42.6%の減収は、研究開発費の積極投入と、デジタルカメラの低価格化によるものとしている。一方純利益の21.9%増は、為替差損等によるとしている。

 デジタルカメラ、銀塩カメラなどを含むイメージングシステム事業が、売上高281億1,400万円、営業利益マイナス6億6,800万円。内視鏡、医療機器などのライフケア事業が売上高145億800万円、営業利益18億2,500万円。デジカメ用レンズユニット、光磁気ディスク用光学ユニットなどを含むオプティカルコンポーネント・その他事業が売上高207億9,900万円、営業利益27億6,500万円。

 同社では今期からセグメント別事業区分を変更しており、デジカメ用レンズユニットをイメージングシステム事業からオプティカルコンポーネント事業に、メガネをライフケア事業からオプティカルコンポーネント事業に移している。前年同期と同じ事業区分での業績は、映像関連事業が売上高3,53億5,500万円(1%増)で営業利益5,400万円(96%減)、医療関連事業が156億1,900万円(14%減)で営業利益が18億8,700万円(40%減)、機器関連事業が124億4,700万円(16%増)で営業利益19億8,100万円(215%増)。

 デジタルカメラは売上高、数量ともに大幅に伸びたが、価格が下落した。また、銀塩カメラの市場が縮小し、双眼鏡、望遠鏡などの売上が減少した。また、携帯電話や家電に搭載するレンズモジュールの引き合いが増えており、特にスライディング・レンズ・システムを採用したモジュールが注目を集めているとしている。

 なお、2004年4月1日~2005年3月31日の通期予想は売上高1,400億円、純利益32億円。8月の予想から売上高は60億円、4.1%、純利益は2億円、5.9%の下方修正となった。



URL
  ペンタックス
  http://www.pentax.co.jp/
  2005年3月期決算
  http://www.pentax.co.jp/japan/company/ir/semi/2005.html
  業績予想の修正
  http://www.pentax.co.jp/japan/news/information/20041112.html


( 田中 真一郎 )
2004/11/15 00:02
デジカメ Watch ホームページ
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。

Copyright (c) 2004 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.