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オリンパス、連結業績予想を下方修正

~デジタルカメラ事業が不振

 オリンパス株式会社は29日、2005年度中間期および通期の連結業績予想を下方修正した。

 5月の決算発表時で中間期の売上高3,315億円、経常利益160億円、純利益90億円としていたが、今回の予想では、売上高が228億円減の3,087億円(6.9%減)、経常利益が46億円減の114億円(28.8%減)、純利益が23億円減の67億円(25.6%減)に修正された。

 通期は9月の公表時で売上高8,850億円、経常利益570億円、純利益325億円の予想から、それぞれ8,400億円(450億円減、5.1%減)、230億円(340億円減、59.%減)、135億円(190億円減、58.5%)に修正された。

 中間期はデジタルカメラ事業が第2四半期から不振となり、販売数量の減少、採算低下を招いていた。

 通期においても、デジタルカメラ事業で従来製品の価格下落を見込んでいる。また、国内および海外での一部市場の競争激化を想定し、収益を見直したという。

 なお映像事業以外の医療、ライフサイエンス、産業の各事業は、中間期、通期共にほぼ従前の見込み通りとしている。

 同社は2004年度第3四半期(10月1日)より、デジタルカメラを含む映像事業(同社旧イメージングカンパニー)を、100%出資のオリンパスイメージング株式会社として分社している。オリンパス単独でも中間期、通期ともに下方修正を発表しており、通期については、上半期の悪化に加え、下半期はオリンパスイメージングからの技術ロイヤルティ収入の減少を見込み、修正にいたったとしている。



URL
  オリンパス
  http://www.olympus.co.jp/
  業績予想の修正に関するお知らせ
  http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/
  【5月11日】オリンパス、2004年3月決算は過去最高の売上/利益(PC)
  http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0511/olympus.htm


( 折本 幸治 )
2004/10/29 20:43
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