デジカメ Watch
最新ニュース
【 2016/01/26 】
【 2016/01/25 】
【 2016/01/22 】
【 2016/01/21 】
【 2016/01/20 】

キヤノン販売、2004年第3四半期は増収増益

~コンスーマ機器事業では増収減益、デジカメは成長鈍化の見通し

 キヤノン販売株式会社は25日、2004年第3四半期(7月1日~9月30日)および1月1日~9月30日までの連結決算を発表した。

 これによると、第3四半期の売上は1,896億4、400万円で、前年同期比約4.8%増。営業利益は54億1,100万円で、前年同期比約63.9%増。

 2004年1月1日~9月30日の累計では、売上高が5,857億9,500万円で、前年同期比約8.3%増。営業利益が191億6,600万円で、前年同期比50.5%増。

 事業分野別では、ビジネスソリューションが売上高1,152億3,200万円で前年同期比1.9%増、営業利益23億8,000円。前年同期の3億3,500万円の損失から大幅な回復となった。カラー複合機、カラーレーザープリンタ、保守サービスなどの伸びによる。

 デジタルカメラやインクジェットプリンタを含むコンスーマ機器事業は、売上高505億1,000万円で前年同期比4.6%増となったが、営業利益は11億5,900万円で、営業利益については前年同期より49.5%悪化している。同社ではEOS Kiss DigitalやEOS 20Dの好調により、交換レンズの売上も増加したほか、インクジェットプリンタがトップシェアを維持し、インクカートリッジも増加したとしている。

 産業機器事業では売上高239億100万円で、前年同期比22.6%増。営業利益は18億7,200万円。半導体露光装置などの半導体製造関連機器、HDTVカメラ対応ズームレンズ、無散瞳眼底デジタルカメラなどが伸びたとしている。

 第4四半期の見通しは、国内経済の回復傾向が続くとし、ビジネスソリューションとインクジェットプリンタが好調、産業機器が堅調も、デジタルカメラは国内市場の成長鈍化や過当競争による価格変動を懸念している。

 2004年度の業績見通しは、売上高が前期比7.7%増の8,150億円、純利益が前期比70.4%増の120億円としている。



URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  決算短信
  http://cweb.canon.jp/co-profile/ir/finance/results/index.html
  平成16年12月期 第3四半期 財務・業績の概況(PDF)
  http://cweb.canon.jp/co-profile/ir/finance/results/pdf/H16-12/CH-H16-3R.pdf


( 田中 真一郎 )
2004/10/25 20:11
デジカメ Watch ホームページ
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。

Copyright (c) 2004 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.