デジカメ Watch
最新ニュース
【 2016/01/26 】
【 2016/01/25 】
【 2016/01/22 】
【 2016/01/21 】
【 2016/01/20 】

コニカミノルタ、産業用プリントヘッドなどインクジェット事業を分社


 コニカミノルタホールディングス株式会社は22日、産業用インクジェットプリンタヘッドおよびテキスタイルプリンタ事業を分社し、100%出資の「コニカミノルタIJ株式会社」を2005年1月5日に設立すると発表した。広告ディスプレイなどの需要拡大にあわせ、従来より有望視視していたインクジェット事業を分社・独立させた。コニカミノルタ統合後、初めて設立する新規事業会社。3年を目処に売上高100億円以上を目指す。

 新会社の事業内容は、産業用インク対応のインクジェットプリンタ用ヘッドと、捺染用のインクジェットテキスタイルプリンター。両事業はコニカミノルタテクノロジーセンター株式会社が担当しており、有望新規事業として早期の独立採算を目指していたという。

 現在、プリンタヘッドとしては、広告ディスプレイなどで使用するインク(溶剤系、油性、UV)向けの512ノズルをはじめ、大判から高精細用途向けまでのプリンタヘッドをラインナップしている。512ノズルタイプはピエゾ方式を採用し、ヘッド自体で360dpiを実現。ヘッドの並び替えを容易にすることで、ワンパスプリント用途に最適としている。

 また、旧コニカ時代から続くインクジェットテキスタイル(捺染)プリンター「ナッセンジャー」も展開している。捺染は模様を記した版を使って布地に色付けする染色法で、ナッセンジャーは版の代わりにJPEGやTIFFなどで記録したファイルを読み込み、インクジェットで塗布する。現在では高速モードで60平方m/時の高速性や、幅広い布地への対応を実現。写真用感光材料で培った高彩度で堅牢なインクを開発したという。

 コニカミノルタは2003年8月に経営統合、同10月に事業再編、2004年4月には写真・カメラ関連を統合している。今後も有望な事業については分社、独立を進めるとしている。



URL
  コニカミノルタ
  http://konicaminolta.jp/
  ニュースリリース
  http://konicaminolta.jp/about/release/kmhd/2004/1022_01_01.html


( 折本 幸治 )
2004/10/22 17:21
デジカメ Watch ホームページ
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。

Copyright (c) 2004 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.