キヤノンブースでは今回のイベントでの目玉となるハイエンド一眼レフ「EOS-1Ds Mark II」と中級機「EOS 20D」の展示機が人気。1Ds Mark IIの一般公開は初。台数も多く用意され、スタッフに頼めば好きなEFレンズやストロボを装着して試用可能なこともあり、終始人波が途絶えなかった。
一般公開は初となるEOS-1Ds Mark II
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会場でも使用している人を多く見かけるEOS 20D
10月下旬に発売予定の新型スピードライト580EX
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また、ワイヤレストランスミッター「WFT-E1」を使ったスタジオワークフローのデモが行なわれていた。EOS-1Ds Mark IIとWFT-E1、さらにPowerMac G5と大判プリンタを組み合わせ、撮影した直後にMacintoshに転送、ポスターを印刷するというもの。WFT-E1の実機はこのデモに使われたものを含めてたったの2台しか持ち込まれていないこともあり、デモ時間以外の撮影は許されなかった。
電源にはEOS 20DやEOS Kiss Digital、PowerShot G6などでも使用可能な電池パック「BP-511A/BP-511/512/514」を採用。「BP-511A」を装着時では、無線LAN利用時で約180分、有線LANで約270分。なお、無線LANの到達距離を延長するアンテナ「ERA-E1」を使った場合は、最長150mとなっている。パソコン側の対応OSはWindows 2000 Professional/XP Professional/Home Edition、Mac OS X 10.2/10.3。価格は140,000円、発売はEOS-1Ds Mark IIと同じく11月下旬となる。
このほか、海外ではPhotokinaでデビューとなるIXYの欧州ブランド、IXUS 40/30や、PowerShot A95、S70などを展示。IXUSはこちらでも一番売れ行きのよい定番商品とのこと。上級モデルのIXUS 40が400万画素、30は320万画素になっている。IXYシリーズで最も小さい500万画素のコンパクト機「IXY DIGITAL L2」も同じ仕様で「IXUS i5」の名前で発表されている。
【お詫びと訂正】記事初出時、日本で発売されているIXY DIGITAL 50が500万画素、IXY DIGITAL 40が400万画素との記述がありましたが、それぞれ400万画素、320万画素の誤りでした。お詫びして訂正させていただきます。
IXUS 40
IXUS 40の背面
IXUS 30
IXUS 30の背面
IXY DIGITAL L2の欧州版、IXUS i5
IXUS i5の背面
PowerShot A95
PowerShot A95背面
PowerShot S70
PowerShot S70の背面
日本にはない5色、全弾1plのPIXMA iP5000
日本より先行して発表されたプリンタの新ラインナップも展示。日本ではPIXUSブランドになっているが、こちらのブランド名はPIXMA。外観はまったく同じながら、製品ラインナップとスペックは日本と微妙に異なる。iP4000のノズルを全弾1plにした5色機「PIXMA iP5000」は日本にはないモデル。一方、日本の7色インク機「PIXUS iP7100」および「PIXUS iP8100」の同等製品は欧州にはなく、エントリーが4色機、ミドルエンドが5色機、ハイエンドが8色機ときれいにラインナップされている。
キヤノンのホームページ
http://cweb.canon.jp/ 製品情報(EOS-1Ds Mark II)
http://cweb.canon.jp/camera/eosd/1dsmk2/