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【Photokina 2004】ペンタックス、「*ist Ds」やデジタル専用Limitedレンズなど


 ペンタックスのブースではレンズ交換式デジタル一眼レフの*ist Ds、既発売の製品も含めコンパクトタイプのデジカメ6機種、双眼鏡1機種が新製品として展示。このほか*ist D用の交換レンズが1本、参考出品の形で展示された。

 またペンタックスは他の大手カメラメーカーとは異なり、銀塩カメラの比率が高い。特に中判カメラを扱っていることから、ブースのなかでも、銀塩カメラに広いスペースが与えられていた。


ペンタックス*ist Ds + smc PENTAX-DA 40mm F2.8 Limited

 *ist Dsはペンタックスにとってレンズ交換式デジタル一眼レフの2号機に当たる。すでに発表済みだが、実際の製品に一般客が触れるのはこれが初めてのはずだ。だがドイツではあまり知れ渡ってないらしく、それほど人だかりはしていなかった。*ist Dと*ist Dsのデザインは良く似ているので、遠目で見ると*ist Dのように見えてしまう点にも原因があるようだ。


Photokinaで初登場のペンタックス *ist Ds。レンズはFA J18mmF4~35mmF5.6AL 参考出品のsmc PENTAX-DA 40mm F2.8 Limited。可動品がカウンターに展示されていた。最短撮影距離は40cm。デジタルカメラ専用のため絞り環が省かれている

 また説明用カウンターに用意されたボディには、見慣れないレンズが装着されていた。そのレンズはsmc PENTAX-DA 40mm F2.8 Limited。参考出品の新レンズだ。参考出品の製品はウィンドウ内に展示されるのがふつうだが、可動品が展示されていたとは驚きである。公式見解では発売時期未定だが、この分なら、意外と早い時期に発売されるのではないだろうか。

 スペックは公表されていないが、現物を見る限り最短撮影距離は40cm。全長の短いパンケーキレンズにしては、近接能力が非常に高い。鏡筒は金属製でヘリコイドも適度なトルクがありMF時の感触もなかなか良い。さすが Limitedの名前が冠されているだけのことはある。ペンタックスファンにとって、発売が待ち望まれる新製品である。


コンパクトタイプのデジタルカメラ6機種を新製品として展示

 新製品として展示されたのは、MX4、SV、X、S5i、S50、750Zのオプティオ6機種。発売は、MX4とS5iが10月中旬、SVが10月下旬。S50と750Zは発売済みだ。

 オプティオMX4は動画撮影機能を重視した独特のスタイリングが特徴。35mmフィルム換算で37~370mmに相当する光学10倍ズームレンズを搭載し、迫力のある望遠撮影ができる。画素数は400万。

 オプティオSVは光学5倍ズームレンズを搭載。画素数は500万で、スライディング・レンズ・システムにより電源オフ時にはフルフラットになる。

 オプティオXはボディを左右に分割した斬新なデザインが特徴。レンズ部が回転することで、ハイアングルやローアングルの撮影が楽な姿勢でできる。画素数は500万。光学3倍ズームレンズを搭載している。

 オプティオS5iはコンパクトさを売り物にしモデルで画素数は500万。光学3倍ズームを搭載している。オプティオS50は画素数500万のエントリーモデル。オプティオ750Zはクラシックなフォルムが特徴で画素数は800万。モードダイヤル上にデジタル露出計モードを搭載し、単体の反射光式露出計としても使用できる。


新製品として展示された6機種のコンパクトデジタルカメラ ブース内のステージで行われたデジタルカメラのデモンストレーション

 このほかペンタックスは新しい双眼鏡シリーズのパピリオを展示。最大の特徴は0.5mの距離までピントが合うことで、近くの対象物の鑑賞に適している。また特に新製品というわけではないが、銀塩の中判カメラにも高い関心が集まっていた。


0.5mの距離までピントが合うので、昆虫観察や博物館、美術館などでの使用に便利。発売は11月中旬 ピントを近距離に合わせるにしたがい対物レンズ間の距離が狭くなってゆく。そのため至近距離でも自然な立体感を得ることができる 中判カメラを熱心に見る来場者

ペンタックスのホームページ
http://www.pentax.co.jp/



( 中村 文夫 )
2004/09/30 16:06
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