ナナオは8日、色再現性を高めたWUXGA(1,920×1,200ピクセル)対応27型ワイドと同24.1型ワイドの液晶モニターを発表した。27型の「FlexScan SX2761W」を12月14日に、24.1型の「FlexScan SX2461W」12月6日にそれぞれ発売する。価格はともにオープンプライス。直販価格はSX2761Wが17万8,000円、SX2461Wが13万7,800円。いずれもカラーは、セレーングレイとブラックを用意する。
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FlexScan SX2761W(セレーングレイ)
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FlexScan SX2461W(ブラック)
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大画面、高解像度を特徴とするFlexScan SXシリーズの新製品。SX2761WはAdobe RGBカバー率95%、SX2461Wは同96%を実現した。鮮やかなグリーンやシアンの表現が可能になったという。なお、NTSC比はともに92%。またsRGBの色域に変換して表示可能な「sRGBモード」を備え、sRGBの色域も正確に表示できるという。
いずれも液晶パネルタイプはVA。コントラスト比は850:1。視野角は水平、垂直とも178度(コントラスト比10:1時)。応答速度は16ms(黒→白→黒)、6ms(中間階調域)。輝度はSX2761Wが320cd/平方m、SX2461Wが300cd/平方m。
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A4実寸を2枚表示できる
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Adobe RGBに近い色域を実現した
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16bit内部処理の12bitガンマを採用したことで、滑らかな階調を実現したという
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独自に開発した新ASICを搭載し、内部演算を従来の14bitから16bitに向上させた。さらに、12bitのルックアップテーブルを採用。12bitのガンマ補正と併せて、階調や色の表現が向上したほか、低階調のシャドウ部で視認性を高めたとしている。
表示ムラの補正には、独自開発の「デジタルユニフォミティ回路」を搭載し、製品1台ごとに補正を行なっている。
部分的な色調整が可能な「6色独立調整機能」や、残像感の少ない動画表示が可能なオーバードライブ回路も備える。また、表示する画像に適した表示モードが選べる「FineContrast」と、同機能のモード切替を自動化する「Auto FineContrast」を搭載。付属のScreenManager Pro for LCDをインストールして利用する。
入力端子はDVI-I×2(HDCP対応)。アップストリーム×1、ダウンストリーム×2のUSBハブも備える。左右各35度のスイーベル、上40度のチルトが可能。右に90度回転させることで、縦表示にも対応する。またディスプレイ部は、SX2761Wが118mm、SX2461Wが82mmの昇降に対応する。
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オーバードライブ回路により、残像感を低減した
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縦回転にも対応する
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本体サイズは、SX2761Wが630×254.7×492.5~610.5mm(幅×奥行き×高さ、以下同)、重量が約13.2kg。SX2461Wは、566×230×456~538mm、重量は約11kg。
保証期間は、使用時間3万時間以内で5年。ただし、液晶パネルとバックライトは3年保証。
■ URL
ナナオ
http://www.eizo.co.jp/
製品情報(SX2761W)
http://www.eizo.co.jp/products/lcd/sx2761w/
製品情報(SX2461W)
http://www.eizo.co.jp/products/lcd/sx2461w/
( 本誌:武石 修 )
2007/11/08 15:13
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