カシオ計算機株式会社は2日、2005年4~6月期の連結業績を発表した。売上高は前年同期比20.8%減の1,043億8,700万円、純利益は同31.1%減の24億4,100万円。
売上高が前年同期を割り込んだのは、主に携帯電話の新製品投入時期が7~9月期に集中していることや、TFT液晶の低価格傾向が継続していることなど、4~6月期と7~9月期の売上配分に大きな偏りがあるため。計画通りの推移としている。売上ではデジタルカメラ、電子辞書などが好調だった。
なお、デジタルカメラを含むエレクトロニクス機器事業は、売上高810億3,400万円、営業利益37億5,400万円。
2005年度通期の見通しは、売上高5,800億円、純利益230億円で変更はない。7~9月期以降も時計、デジタルカメラ、電子辞書、携帯電話、TFT液晶といった戦略事業を推進し、経営効率化に注力するとしている。
デジタルカメラは7~9月期以降も引き続き堅調な推移を見込んでいる。デバイス部ではTFT液晶については、デジタルカメラ向け製品が安定して推移していることや、携帯電話向けボトム期を脱したとの判断から、下期も拡大が見込めるとしている。
■ URL
カシオ
http://www.casio.co.jp/
ニュースリリース
http://www.casio.co.jp/ir/pdf/tanshin_j/200506/tansin-06_1st_all.pdf
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