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ペンタックス、26mmからの標準ズーム「DA 17-70mm F4 AL [IF] SDM」


DA 17-70mm F4 AL [IF] SDM
 ペンタックスは、超音波モーター駆動のズームレンズ「smc PENTAX-DA 17-70mm F4 AL [IF] SDM」を7月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は6万円台半ばの見込み。

 デジタル専用の標準ズームレンズ「DA 16-45mm F4 ED AL」の後継機種。望遠側を拡張し、AF駆動用の超音波モーター「SDM」を搭載した。K20D、K200D、K100D Super、K10DでSDMが作動する。

 これまでもSDM搭載レンズは存在したが、SDMによるAF駆動に加えて、ボディ内モーターでのAF駆動にも対応していた。しかし、本レンズはボディ内モーターでのAF駆動が不可能。従って上記以外のSDM非対応ボディではAFが行なえず、MF専用レンズとなる。マウント名は、ボディ内モーター専用の「KAF」、ボディ内モーターとSDMを含むレンズ内モーターの両方に対応する「KAF2」に続く、新マウント名「KAF3」となる。KAFマウントのDA 16-45mm F4 ED ALは併売される。

 ちなみに、鏡胴根元の銘板に記された「SDM」の文字が赤色となっているが、これはSDM専用レンズを表すという。これまで発売したSDM対応レンズ(DA★レンズ)の銘板は黒字に金文字で、SDMの文字が存在しない。

 35mm判換算で焦点距離26~107mm相当の画角をカバー。ズーム比は約4.1倍。12群17枚のレンズ構成をとり、うち2枚にハイブリッド非球面レンズ(AL)を採用する。また、レンズのコーティング、曲率、配置などをデジタル画像の特性に合わせ、ゴーストやフレアの発生を徹底的に抑えたという。

 最短撮影距離は、前モデルと同じく0.28m。望遠端の焦点距離が伸びたことにより、最大撮影倍率が0.26倍から0.31倍に増加した。

 なお、前モデルDA 16-45mm F4 ED ALの距離目盛には、最短距離付近にオレンジのラインでかたどられた箇所がある。これは光学特性上、絞り開放時に画面周辺部で画質の低下が認められるエリアを表したもの。今回のDA 17-70mm F4 AL [IF] SDMからはオレンジのラインがなくなっており、絞り開放での近距離撮影にも問題なく対応できるようになったとしている。

 フォーカシング時にレンズの繰り出しが生じないインナーフォーカスを採用。AFでのピント合焦後、切替操作なしにMFへと移行できるQuick-Shift Focus System(クイックシフト・フォーカスシステム)にも対応する。また、レンズ前面には、汚れに強いSP(Super Protect)コーティングを施した。

 絞り羽根は7枚。フィルター径は67mm。本体サイズは75×93.5mm(最大径×全長)。重量は約485g(レンズ本体)。PLフィルター操作窓を備えた花形フードが付属する。



URL
  ペンタックス
  http://www.pentax.jp/
  ニュースリリース
  http://www.pentax.jp/japan/news/2008/200814.html
  製品情報
  http://www.pentax.jp/japan/imaging/digital/lens/index35_normalzoom.html#13


( 本誌:折本 幸治 )
2008/06/04 11:19
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