ペンタックスは、超音波モーター駆動のズームレンズ「smc PENTAX-DA 17-70mm F4 AL [IF] SDM」を7月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は6万円台半ばの見込み。
デジタル専用の標準ズームレンズ「DA 16-45mm F4 ED AL」の後継機種。望遠側を拡張し、AF駆動用の超音波モーター「SDM」を搭載した。K20D、K200D、K100D Super、K10DでSDMが作動する。
これまでもSDM搭載レンズは存在したが、SDMによるAF駆動に加えて、ボディ内モーターでのAF駆動にも対応していた。しかし、本レンズはボディ内モーターでのAF駆動が不可能。従って上記以外のSDM非対応ボディではAFが行なえず、MF専用レンズとなる。マウント名は、ボディ内モーター専用の「KAF」、ボディ内モーターとSDMを含むレンズ内モーターの両方に対応する「KAF2」に続く、新マウント名「KAF3」となる。KAFマウントのDA 16-45mm F4 ED ALは併売される。
なお、前モデルDA 16-45mm F4 ED ALの距離目盛には、最短距離付近にオレンジのラインでかたどられた箇所がある。これは光学特性上、絞り開放時に画面周辺部で画質の低下が認められるエリアを表したもの。今回のDA 17-70mm F4 AL [IF] SDMからはオレンジのラインがなくなっており、絞り開放での近距離撮影にも問題なく対応できるようになったとしている。