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ニコン、センサークリーニングを搭載したエントリー一眼レフ「D60」


D60ダブルズームキット。AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6 G VRとAF-S DX VR Zoom Nikkor ED 55-200mm F4-5.6 G (IF)が付属する
 ニコンは、エントリークラスのデジタル一眼レフカメラ「D60」を2月22日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、ボディのみが7万5,000円前後、交換レンズのAF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6 G VRが付属する「D60レンズキット」が9万円前後、D60レンズキットにAF-S DX VR Zoom Nikkor ED 55-200mm F4-5.6 G (IF)が付属する「D60ダブルズームキット」が12万円前後。

 2007年3月発売の「D40x」の後継機種。撮像画素数はそのままに、イメージセンサークリーニング機構を備えた。そのほか、アクティブD-ライティングやアイセンサーなどの新機能を搭載している。外観はD40xをほぼ踏襲。現行ラインナップ中、「D80」と「D40」の間を埋める機種になる。

 また、レンズキットの標準ズームレンズが「AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6 G II」から手ブレ補正付きのAF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6 G VRになったことで、レンズキット、ダブルズームキットともに手ブレ補正機構が利用可能になった。




イメージセンサークリーニングを装備

 新搭載のイメージセンサークリーングは、ローパスフィルター部を振動させ、付着したゴミやほこりを払い落とすもの。同社のデジタル一眼レフカメラでは、D300に続く2機種目の採用となる。

 また、上位機種にない世界初の機構として、「エアフローコントロールシステム」を装備。ミラーの動作で生じた空気流がセンサーへのゴミ付着の原因のひとつとなることを鑑み、ミラーボックス底部に空気流制御穴を設けた。これによりセンサー部への空気流が変化し、センサー部へのゴミ付着が低減するという。


センサーユニット 左がセンサー部、右がローパスフィルター

マウント内部に設けられたエアフローコントロールシステム

情報表示ON/OFFのトリガーとなるアイセンサーを装備


 D3、D300と同様の「アクティブD-ライティング」を装備。明暗差の激しい場所の撮影でも、白トビや暗部のツブレを軽減し、見た目に近いコントラストの画像を得ることができるという。また、シャッターボタン左後ろのボタンが、アクティブD-ライティングの起動ボタンに変わった。D40xでは、背面液晶モニターに情報表示を行なうinfoボタンだった。

 なおD60は、D3、D300と同じく、デジタル画像処理コンセプト「EXPEED」を採用する。ただし、D3、D300が備える「ピクチャーコントロール」には対応しない。

 あわせて、ファインダー下部にアイセンサーを追加。infoボタンの省略を補うもので、ファインダーをのぞくと、情報表示が自動的に消灯する。撮影時のまぶしさを解消するという。

 情報表示は「クラシックデザイン」、「グラフィックデザイン」とも、カラーバリエーションが選べるようになった。ブラック、ブルー、オレンジの3色から選べる。自分で撮影た写真を背景に表示する「壁紙デザイン」も引き続き搭載する。また、カメラを縦に構えると、撮影情報画面が自動的に縦位置になるようになった。同じく新機能の「日付写しこみ」もカメラの縦/横位置を判別し、写し込み位置を自動判別する。


クラシックデザイン(ブラック) クラシックデザイン(ブルー) クラシックデザイン(オレンジ)

 ちなみに、情報表示のうちグラフィックデザインの絞りアニメーションが、D40xの8段階から17段階へと細かくなった。モードを変更すると、画面上のモードダイヤルがあわせて回転する演出も加えられている。

 ファインダー内には、新たに「フォーカスエイドインジケーター」が表示可能になった。露出計表示を利用したもので、ピントのずれ具合を表示する。表示できるのは前ピン(大きなずれ)、前ピン(小さなズレ)、合焦、後ピン(小さなズレ)、後ピン(大きなズレ)の5種類。マニュアルフォーカスでの利用を想定し、あわせて従来機種と同じく、ファインダー下部左隅の合焦表示も継承する。露出計とは排他利用となる。事前にメニューでの設定が必要。


カメラ内RAW現像やストップモーション作成が可能に

 画像編集機能では、カメラ内でのRAW現像を新搭載した。現像時に指定できるのは、仕上がり設定、露出補正、ホワイトバランスなど。また、ワンボタンで補正できる「かんたんレタッチ」や、フィルター機能として「クロススクリーン」、「青強調」、「赤強調、「緑強調」を追加。クロススクリーンでは、光線の数、角度、長さなどを指定できる。

 さらに、最大100枚の撮影画像をつなげて動画を生成する「ストップモーション作成」機能が加わった。クレイアニメーションの作成などが可能。動画にクロススクリーンを組み合わせることもできる。動画の画像サイズは、640×480/320×240/160×120ピクセル。

 そのほかの機能はD40xを踏襲。撮像素子は、APS-Cサイズ相当の有効1,020万画素CCD。サイズは23.6×15.8mm。最高感度はISO3200(拡張設定時)。

 D40xと同じく、ボディ内にフォーカス駆動用のモーターを持たないため、レンズ内にモーターを搭載したレンズでしかAFは利用できない。装着レンズの画角は、レンズに表記された焦点距離の約1.5倍相当となる。


シャッターボタン手前左側のボタンがアクティブD-ライティングに変わった ファインダー内表示


 ファインダーやAFセンサーはD40xと共通。視野率約95%、ファインダー倍率約0.8倍、アイポイント18mmのペンタミラー式ファインダーを採用する。測距点は3点。

 記録媒体はSDHC/SDメモリーカード。連写性能は約3枚/秒。液晶モニターには、2.5型を採用する。バッテリーはリチウムイオン充電池の「EN-EL9」。

 アイセンサーと接眼目当て(DK-20)を除くと、外観はD40xとほぼ同じ。ただし、モードダイヤル天面に同心円上のスピン目を施すなど、細かい意匠が異なっている。正面右上の銘板は、D40と同じクロームシルバー蒸着仕上げを引き継ぐ。

 本体サイズは約126×64×94mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約495g(本体のみ)。



URL
  ニコン
  http://www.nikon.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2008/0129_d60_01.htm
  製品情報
  http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/digital/d60/index.htm
  ニコンD40x(旧モデル)関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2007/04/18/6085.html


( 本誌:折本 幸治 )
2008/01/29 13:04
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