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オリンパス、Eシステム旗艦モデル「E-3」
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~1.15倍大型ファインダーや11点クロスセンサーなど採用
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オリンパスは、デジタル一眼レフカメラのフラッグシップモデル「E-3」を11月23日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は20万円前後の見込み。
Photokina 2006、PMA07、フォトイメージングエキスポ2007といったイベントで同社が参考出品した「E-1後継機」を正式に発表したもの。プロ向けの「E-1」(2003年10月発売)以来、同社のデジタル一眼レフカメラ「Eシステム」における約4年ぶりのハイエンドモデルとなる。
現行最新モデルの「E-510」が搭載するライブビュー、SSWF(超音波防塵フィルター)、ボディ内手ブレ補正に加えて、1.15倍のファインダー、11点ツインクロスセンサー、マグネシウム外装の防塵防滴ボディ、フリーアングル液晶モニターなどを採用。そのほか、撮像素子、シャッター関連なども強化している。
撮像素子は、フォーサーズ規格に準拠した有効1,010万画素のハイスピードLiveMOSセンサー。読み出し速度を大幅に高速化することで、歴代Eシステムで最速の連写速度5枚/秒を実現した。シャッターは最高1/8,000秒に対応。約15万回の作動をクリアしたという。
E-510からボディ内手ブレ補正機構を継承。超音波駆動方式(SWD)によるもので、すべてのZUIKO DIGITALレンズで使用できる。なお、有効補正範囲がE-510の最大約4EVから、最大約5EVに拡大した。ダストリダクションシステムの「SSWF」(スーパーソニックウェーブフィルター)も、従来通り搭載する。
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ハイスピードLiveMOSセンサー
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約15万回作動のシャッターユニット
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手ブレ補正ユニット
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高屈折率のペンタプリズムにガラス製ルーペ光学系を組み合わせることで、約1.15倍のファインダー倍率を達成。ペンタプリズムにシルバーコーティングを施し、ルーペ系レンズ面もコーティングするなど、明るさと解像力に配慮したという。
ファインダー視野率は100%、アイポイントは20mm。また、E-1以来の交換式フォーカシングスクリーンを採用し、方眼マットの「FS-3」を用意する。販売と交換はサービス窓口とオリンパスプラザで行なう。
あわせてAFセンサーも強化。測距点をE-510までの3点から11点に増やし、さらにツインクロスセンサーを全点に備える。センサーはクロス式でかつ、縦横それぞれ2ラインで構成。各ラインの位相をずらした千鳥配列となっている。
なお、同時発表の交換レンズ「ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4 SWD」、「ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2 SWD」、「ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD」との組み合わせで、世界最速のAFを実現したとしている。
画像処理エンジンはE-510に続き「TruePic III」。最高感度がE-510のISO1600からISO3200に増えている。
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ファインダー内表示
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交換スクリーンの「FS-3」
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AFセンサー
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メイン基板
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ライブビュー関連はE-510とほぼ共通。E-330のフルタイムライブビュー(Aモード)は搭載していない。ただし、2軸可動式のフリーアングル液晶モニターを採用することで、E-330で不可能だった縦位置での上下動作にも対応する。液晶モニターのサイズは2.5型、画素数は23万画素。また、液晶モニター左上の照度センサーにより、周囲の明るさにあわせて液晶モニターの明るさが変化する。
E-1になかった内蔵ストロボも装備。今回からコマンダーモードを搭載し、11月23日発売の外部ストロボ「FL-50R」(6万5,625円)や、12月発売の「FL-36R」(3万3,600円)との組み合わせでワイヤレス発光が可能になった。
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内蔵ストロボ
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外付けストロボ「FL-50R」との組み合わせ例
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CFスロットとxDピクチャーカードスロットを装備。CFスロットはUDMAに対応している。PCインターフェイスはUSB 2.0。E-1にあったIEEE 1394端子は省略されている。
ボディ外装はマグネシウム合金。「す」が発生しない均質な組成が可能なチクソモールド方式を採用する。また、可動式液晶モニターの採用により、ボディ背面に穴がないため、高い剛性と耐久性を備えているという。ボディ内部には、エンジニアリングプラスチックを主とした構造部材を用いるとともに、メタルフレームの補強を入れている。
本体の左手側にもラバーを貼り、左手側手前下部の前に張り出したグリップを配置。オリンパスでは「サブグリップ」と呼称しており、レンズ交換時、液晶モニター操作時などで、安心感を与えるとしている。
本体サイズは142.5×74.5×116.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は810g(本体のみ)。
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ボディ外装(表面)
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ボディ外装(裏面)
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シーリングの模式図
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ボディ上面の表示パネル
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バッテリーはE-510などと共通のリチウムイオン充電池「BLM-1」を使用する。CIPA規格準拠の撮影可能枚数は約610枚。専用のパワーバッテリーホルダー「HLD-4」を装着でき、その場合はBLM-1×2個、または単3電池×6本を装填できる。
そのほか専用オプションとして、グリップストラップ「GS-3」(3,150円)と、セミハードケース「CS-7SH」(5,880円)を用意する。
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パワーバッテリーホルダー「HLD-4」
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HLD-4を装着した状態
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HLD-4に付属する単3電池ホルダー
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グリップストラップの「GS-3」
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セミハードケース「GS-7SH」
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現行機種およびE-1との比較
| E-3
| E-510
| E-410
| E-330
| E-1
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発売時期 |
2007年11月 |
2007年6月 |
2007年4月 |
2006年2月 |
2003年10月 |
店頭価格(発売時) |
20万円前後 |
11万円前後 |
9万円前後 |
12万円前後 |
23万円前後 |
撮像素子 |
タイプ |
ハイスピード LiveMOS |
LiveMOS |
フルフレームCCD |
有効画素数 |
1,010万 |
1,000万 |
750万 |
510万 |
サイズ |
17.3×13mm |
最高感度 |
通常設定 |
ISO3200 |
ISO1600 |
ISO400 |
ISO800 |
拡張設定 |
― |
ISO1600 |
ISO3200 |
手ブレ補正機構 |
形式 |
撮像素子シフト式 |
― |
有効補正範囲 |
5EV |
4EV |
― |
ダスト対策 |
SSWF(超音波防塵フィルター) |
ライブビュー |
○ |
― |
防塵防滴 |
○ |
― |
○ |
ファインダー |
視野率 |
100% |
95% |
100% |
倍率 |
1.15倍 |
0.92倍 |
0.93倍 |
0.96倍 |
アイポイント |
20mm |
14mm |
18mm |
20mm |
スクリーン |
交換式 |
固定式 |
交換式 |
アイピース シャッター |
内蔵 |
別付 |
内蔵 |
AF測距点 |
11点 |
3点 |
シャッター |
最高速度 |
1/8,000秒 |
1/4,000秒 |
ストロボ 同調速度 |
1/250秒以下 |
1/180秒以下 |
連写 |
撮影速度 |
5枚/秒 |
3枚/秒 |
連続撮影 (RAW) |
16枚 |
8枚 |
3枚 |
12枚 |
液晶モニター |
サイズ |
2.5型 |
1.8型 |
画素数 |
23万画素 |
21.5万画素 |
13.4万画素 |
バリアングル |
上下左右 |
― |
上下 |
― |
メディア スロット |
CF |
○ |
xD |
○ |
× |
内蔵ストロボ |
ガイドナンバー |
GN13 |
GN12 |
GN13 |
― |
コマンダー |
○ |
― |
電源 |
使用電池 (本体のみ) |
BLM-1 |
BLS-1 |
BLM-1 |
バッテリー グリップ |
HLD-4 |
― |
SHLD-2 |
本体サイズ |
幅 |
142.5mm |
136mm |
129.5mm |
140mm |
141mm |
奥行 |
74.5mm |
68mm |
53mm |
72mm |
81mm |
高さ |
116.5mm |
91.5mm |
91mm |
87mm |
104mm |
重量(本体のみ) |
810g |
470g |
375g |
550g |
660g |
■ URL
オリンパス
http://www.olympus.co.jp/
ニュースリリース
http://www.olympus.co.jp/jp/news/2007b/nr071017e3j.cfm
製品情報
http://olympus-imaging.jp/product/dslr/e3/
レンズ交換式デジタルカメラ機種別記事リンク集(E-3)
http://dc.watch.impress.co.jp/static/link/dslr.htm#e3
( 本誌:折本 幸治 )
2007/10/17 14:31
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