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キヤノン、第2世代の低価格デジタル一眼「EOS Kiss Digital N」

〜世界最軽量ボディに800万画素CMOSを搭載

 キヤノンは低価格レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss Digital N」を、3月17日より発売する。



 価格はオープンプライスだが、店頭予想価格はボディ単体で10万円を切る見込み。また、標準ズームレンズ「EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM」とのセットである「レンズキット」が12万円弱、レンズキットに望遠ズームレンズ「EF55-200mm F4.5-5.6 II USM」を加えた「ダブルズームレンズキット」が143,000円前後の見込み。

 2003年9月に発売され、低価格レンズ交換式デジタル一眼レフカメラの嚆矢となった「EOS Kiss Digital」の後継機。製品名はEOS Kiss Digital Nだが、販促名称は「New EOS Kiss Digital」となる。

 なおレンズキットに含まれる「EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM」は、初代EOS Kiss Digitalとともに発売された「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM」の後継レンズ。ただし、外観の変更以外はほぼ同様の製品となっている。31,500円で単体でも発売される。


小さく、軽く、速くなった「N」

 EOS Kiss Digital N(以下「N」と表記)では、「小型軽量化」、「画質の向上」、「高速な動作」が図られた。シャッターユニット、シャーシーなどを設計しなおし、最適化して小型軽量化を実現。モーターなどのレイアウトも変更された。また、省電力設計により、撮影可能枚数を犠牲にすることなく、バッテリーも小型化した。

 この結果、初代比で幅が約16mm、高さが約5mm、奥行きが約8mm小さくなり、126.5×64×94.2mm(幅×奥行き×高さ)となった。また、重量は初代比75g軽量化され、485gとなった。バッテリーとEF-S 18-55mm F3.5-5.6 USMの装着時重量は715g。同社では、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラのボディ単体で世界最軽量としている。


 画像処理エンジンはEOS 20D譲りのDIGIC II。起動時間0.2秒、レリーズタイムラグ約0.1秒、ファインダー像消失時間約0.17秒と、いずれも初代より短縮されている。また、3コマ/秒の連写、JPEG Large/Fineで14枚、RAWで5枚の連続撮影が可能になった。さらに、CFへの書き込み速度も初代比約3.5倍に高速化されているとしている。なお、AFはワンショット、AIサーボ、AIフォーカスが可能だが、速度は従来機なみとしている。

 現像パラメーターは、鮮やかな仕上げの「パラメーター1」と、素材性を重視した「パラメーター2」を搭載。簡単撮影モードではパラメーター1が自動設定される。また、白黒画像を生成するモノクロもモードも追加されている。

 このほか、ミラーは初代や20Dと異なり、スイングバックしなくなった。また、デジタル一眼レフでは初めて、イージープリントボタンを搭載。PictBridgeのほか、CPダイレクト、Bubble Jetダイレクト対応プリンタでのダイレクトプリントが可能になっている。


CMOSは新開発

 撮像素子にはAPS-Cサイズ(22.2×14.8mm)の有効約800万画素キヤノン製CMOSを搭載。初代EOS Kiss Digitalでは上級機EOS 10Dの撮像素子などを流用したが、NではEOS 20Dの流用でなく、N用に新規設計した素子を採用(20DのCMOSは22.5×15.0mmで、有効約820万画素)。この理由を同社では「小型化ため」、「コスト削減のため」としている。ただし、オンチップノイズ除去回路などの技術は20Dと共通としている。また、ローパスフィルターには上級機と同様の3層構造を採用している。

 記録画素数は3,456×2,304/2,496×1,664/1,728×1,152ピクセル。記録形式はJPEGとRAW(12bit)。色空間はsRGBとAdobe RGBをサポートする。感度はISO100〜1600。

 マウントはキヤノンEFマウント。焦点距離はレンズ表記の約1.6倍となる。

 ファインダーはペンタダハミラーで、視野率は95%。倍率は0.8倍。アイポイントは21mm。フォーカシングスクリーンには新開発のプレシジョンマットを採用する。

 1.8型約11.5万画素のTFT液晶モニターを搭載する。PCとの接続はUSB 2.0。記録媒体はType 2 CF。Microdrive、2GB以上のCFにも対応する。

 電源はリチウムイオン充電池「NB-2LH」。CIPA準拠の撮影可能枚数は常温のストロボ撮影なしで約600枚。








初代とNの構成部品を比較。左列が初代、右列がN Nのミラーボックス。撮像素子に合わせて小型化された

Nのシャッターユニット。やはり撮像素子に合わせて小型化された Nのシャーシ。バッテリーも小型になった

新開発のCMOS 回路基板は部品点数が削減された

オプションでバッテリーグリップも

 オプションでバッテリーグリップ「BG-E3」が用意される。縦位置撮影用のシャッターと電子ダイヤルが装備される。

 NB-2LH×2または単3電池×6を搭載可能。NB-2LH×2使用時の撮影可能枚数(CIPA準拠)は、常温のストロボ撮影なしで約1,200枚。単3アルカリ乾電池×6使用時は常温のストロボ撮影なしで約300枚。

 サイズは128.1×70.7×96.4mm(幅×奥行き×高さ)、本体のみの重量は230g。



NB-2LH用のケース

単3電池用のケース BG-E3装着時にはバッテリー室のふたをはずし、BG-E3に格納しておく


お問い合わせ先
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URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  ニュースリリース
  http://cweb.canon.jp/newsrelease/2005-02/pr-eoskdn.html
  製品情報
  http://cweb.canon.jp/camera/eosd/kissdn/index.html
  製品情報(EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM)
  http://cweb.canon.jp/camera/ef/catalog/category/ef_s18_55_f35_56ii.html
  【2003年8月20日】キヤノン、実売12万円のデジタル一眼「EOS Kissデジタル」(PC)
  http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0820/canon.htm


( 本誌:田中真一郎 )
2005/02/18 19:07
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