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ヨドバシカメラ梅田店で「デジタル一眼レフカメラワールド 2004」開幕

~α-7 DIGITAL、*ist Ds、FinePix S3Proらが登場

ヨドバシカメラマルチメディア梅田店
 株式会社ヨドバシカメラのマルチメディア梅田店で19日、「デジタル一眼レフカメラ ワールド2004 IN ヨドバシ梅田」が開幕したした。会場は7階特設会場。会期は23日まで。開催時間は9時30分から20時(最終日は17時に終了)。

 国内メーカーのデジタル一眼レフカメラを一堂に集め、実機を手にとって確かめられるイベント。デジタル一眼レフに焦点を当てたイベントは、同社として初めてという。

 参加するデジタル一眼レフメーカーは、オリンパス、キヤノン、コニカミノルタ、ニコン、富士写真フイルム、ペンタックス。各社ともタッチ&トライコーナーを設けている。

 特に、19日の開幕日に発売されたコニカミノルタ「α-7 DIGITAL」と、ペンタックス「*ist Ds」が会場で話題に。また、11月30日に発売日が決定した富士写真フイルム「FinePix S3Pro」も製品版と同等のものが展示されている。


会場入口
コニカミノルタブース
α-7 DIGITAL

α-7 DIGITALセミナーの様子
富士写真フイルムブース
FinePix S3Pro

ペンタックスブース *ist Ds *ist D(左)と*ist Ds

 そのほか、オリンパスは「E-300」(ただし試作機)、「E-1」、キヤノンは「EOS-1D Mark II」、「EOS 20D」、「EOS Kiss Digital」、シグマは「SD10」、ニコンは「D2H」、「D100」、「D70」を出品。また、レンズメーカーのシグマ、タムロンもデジタル向けレンズを訴求し、会場はデジタル一眼レフカメラ一色となった。来場者の年齢層も幅広く、デジタル一眼レフの浸透度が現れたものだろう、平日にあたる初日は、学生と比較的高年齢の男性が目立つ。

 ヨドバシカメラの阿部淳一広告マーケティング部長によると、デジタル一眼レフをテーマにしたイベントは、同社では今回が初めてのこと。開幕日の19日は、コニカミノルタのデジタル一眼参入により、かつての「一眼レフ5社」が復活、さらにペンタックス「*ist DS」も普及価格帯の意欲的な製品であり、「デジタルカメラの歴史に残る日になる」と思いを語った。

 ヨドバシカメラのデジタルカメラ売上のうち、デジタル一眼レフが占める割合は金額で約10%強まで伸びており、今後ますます期待できる商材という。特に、デジタル一眼レフが低価格化したことから、フィルムカメラのファンに「デジタル一眼に興味はあるけど今ひとつわからない、とっつきにくい」という人が増えてきている。今回のイベントにはこうしたニーズをキャッチアップする目的もあり、ボディやレンズだけでなく、プリンタ、記録メディア、編集ソフト、PCといった周辺機器も一緒に展示している。


オリンパスブース
キヤノンブース
ニコンブース

ソニーブース カシオブース 松下電器ブース

エプソンブース 日本HPブース 日本HPのサンプルプリントは白黒が中心

 会場中央では、モデルを使ったミニ撮影会も行なわれている。開始予定時刻は各日11時30分、14時30分、17時30分。毎回、プロカメラマンの指導のもと、モデル2名が登場する。撮影会の最大の特徴は、タッチ&トライコーナーに用意してある実機を無料で借りて使用できること(免許証など身分証明できるものが必要)。もちろん、自分が持ち込んだデジタルカメラ、フィルムカメラでの撮影も可能となっている。撮影した写真は、同じく会場に設けられたエプソンブースでプリントアウトし、持ち帰ることができる。プリントは主にPX-G5000によるA4またはA3。

 各機種をテーマにしたメーカーセミナーも連日開催している。たとえばキヤノンなら10時から「EOSデジタル Digital Photo Professionaマスターセミナー」、13時から「EOSデジタル一眼レフ入門セミナー」、17時30分からは「EOSデジタル一眼撮影テクニックセミナー」といった具合(19日のみ17時30分からは富士写真フイルムの「FinePix S3Pro撮影テクニック講座」)。「これから始める人はもちろん、すでに始めている人、より深く使いたい人にもお楽しみいただけるのでは」(阿部氏)。

 こうしたイベントが比較的遅い時間帯に設定されているのも特徴で、中には19時から20時というセミナーもある。会社帰りのサラリーマンなどには利用しやすいだろう。同社には「デジタル一眼レフカメラを売るだけでなく、既存ユーザーのサポートも積極的にしたい」との意向があり、今回のイベントはその現れとしている。


撮影会の前にはプロ写真家の伏見氏(左)より露出やWBの指導が モデル撮影会では新機種を借りて参加できる メーカーセミナー風景

シグマブース APO MACRO150mm F2.8EXなどをアピール タムロンはデジタル対応のDiシリーズを展示。α-7 DIGITALでの手ブレ補正効果も試せる

 プリンタメーカーもエプソン、キヤノン、日本HPが出展。日本HPはフォトグレイインク対応の2710、2610、6840を中心に展示し、サンプルも白黒プリントをメインにするなど、日本HPのほかのイベント風景とは一風変わったアピールを行なっていた。

 なお28日まで、同店では「3周年感謝セール」として、全品に3%のポイントアップを設定している。デジタル一眼レフカメラは通常10%なので、計13%に。また、関西で配布されているチラシには、デジタル一眼レフカメラなら5,000円引き、交換レンズなら2,000円引きのクーポン券が付いている。

 今回のイベントが好評なら、新宿や札幌でも冬商戦の早い段階で同様のイベントが開催される見込み。



URL
  ヨドバシカメラ
  http://www.yodobashi.com/
  マルチメディア梅田店
  http://www.yodobashi.com/enjoy/store2.jsp?oid=1435559

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( 本誌:折本幸治 )
2004/11/19 16:10
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