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リコー、4コマ/秒連写のCMOS搭載モデル「CX1」

〜Rシリーズをリニューアル。画像エンジンも刷新

CX1(ブラック)
 リコーは、フル解像度で4コマ/秒の連写性能などを実現したコンパクトデジタルカメラ「CX1」を3月中旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万円台後半の見込み。本体色は、ブラック、シルバー、シャンパンロゼ。

 28mm相当からの7.1倍ズームレンズを搭載した「R10」(2008年9月発売)の後継モデル。カメラらしいクラシカルなフォルムや7.1倍ズームレンズはそのままに、撮像素子を1/2.3型有効1,000万画素CCDから、1/2.3型有効929万画素のCMOSセンサーに変更。同時に、3型の背面液晶モニターは46万ドットから92万ドットに高精細化している。シリーズ名もRからCXに代わった。

 CMOSセンサーと新画像処理エンジン「スムースイメージングエンジンIV」の組み合わせにより高画質化を図った。加えてCMOSセンサーの連写性能を利用し、従来なかった撮影機能を実現した点も特徴となる。

 外観はR10とほぼ同様ながら、背面のレイアウトにゴム製の指置きがついた。また、ADJ.レバーのサイズが小さくなり、形状も変化している。Caplio(キャプリオ)時代まで存在し、Rシリーズで絶えた赤系のカラーバリエーション「シャンパンロゼ」が復活したのもトピック。


ブラック(前面) ブラック(背面)

2回露光で“手持ちHDR”を実現

 例えば「ダイナミックダブルショットモード」では、シャッターボタンを1回押すだけで、露出の異なる2枚の静止画(短時間露光と長時間露光など)を撮影。合成することで、ダイナミックレンジの拡大を図る。拡大効果は「微弱」、「弱」、「中」、「強」から選べ、最大でレンジ幅を12EV相当まで拡大できるという。

 さらに撮影メニューで「+通常撮影」を選択すれば、ダイナミックレンジダブルショットモードで得られた画像と通常撮影の画像の両方を記録。再生モードで見比べることができる。ダイナミックレンジダブルショットモードは、モードダイヤルを「DR」ポジションにすることで利用が可能。

 また通常撮影においても、従来方式より最大1EVのダイナミックレンジ拡大を実現。具体的には、G(緑)の情報をR(赤)とB(青)の情報から予測補間する新しい画素出力補間アルゴリズムを採用し、階調性の向上を図ったという。

 「マルチターゲットAF」は、合焦距離の違う7枚を高速連写で撮影する機能。カメラが自動的に7カ所の合焦ポイントを画面内から決定、それぞれのポイントに移動しながら10コマ/秒で7枚を連続撮影する。再生モードで好みのフォーカス位置の画像を選択できる。

 フォーカス関連では、「フォーカスブラケット」も新機能となる。フォーカス位置を変えながら5コマ撮影するもので、マルチターゲットAFとの違いは、フォーカス位置が前後方向のみになること。また、フォーカス位置の間隔を「広い」と「狭い」の2種類から事前に選べる。MFでも利用が可能だ。

 オートホワイトバランスの一種「マルチパターン・オートホワイトバランス」もCX1独自の機能。画面を32×27に分割したエリアごとに分析、各エリアに応じたホワイトバランス補正係数を設定し、エリアに合わせたオートホワイトバランスを適用する。例えば日向と日陰のそれぞれでホワイトバランスを変化させることで、「日向は適正、日陰は青い」といった従来のオートホワイトバランスで生じた問題を解消する。ストロボ光と外光が混在するシーンでも有効としている。


シャンパンロゼ(前面) シャンパンロゼ(背面)

シルバー(前面) シルバー(背面)

新フォーマット「マルチピクチャーフォーマット」を採用

 フル解像度(3,456×2,592ピクセル)での連写性能は4コマ/秒。ただし画質モード「Fine」でのフル解像度、3:2、1:1では、60コマ以降の連写速度が3コマ/秒になる。また、記録解像度640×480ピクセル、画質モード「Normal」では、約1秒間を120コマ/秒、あるいは約2秒間を60コマ/秒を連続撮影できる。

 さらに、シャッターボタンを離す直前の約1秒間を30コマ/秒、または約2秒間を15コマ/秒で記録する「メモリー連写プラス」も利用可能。画像サイズは200万画素相当に制限される。

 なお、マルチターゲットAF、120コマ/秒記録、60コマ/秒記録、メモリー連写プラスの撮影内容は、JPEGではなく新フォーマットの「MPファイル」になる。複数の画像を1つのファイルに記録する「マルチピクチャーフォーマット」規格に準拠したファイル形式で、Windowsなど既存のOSでは認識できない。CX1同梱の専用ソフト「Irodio」なら1枚ずつ表示できるという。拡張子は.mpo。マルチピクチャーフォーマットは、CIPA(カメラ機器工業会)が2月4日に策定した新規格。

 そのほかR10になかった機能としては、イージーモードにおけるオートマクロ機能が挙げられる。マクロモード域でAFを作動させると、自動的にマクロモードになる。最短撮影距離は広角側32mm相当(35mm判換算、以下同)で1cm、望遠端200mm相当で25cm。従来通り、マクロ撮影時と通常撮影時には、AFターゲット移動も行なえる。

 液晶モニターは3型のサイズのまま、92万ドットに高精細化した。それに伴い、メニューのフォントを変更、6段表示から10段表示に改めて視認性を良くした。サムネイル表示は最大81枚に。さらに、一眼レフカメラの光学ファインダーを思わせる「ファインダー表示モード」を採用し、情報表示をスルー画の周囲に分離して配置。また、電源オフ時には、その日に撮った撮影枚数を表示する「Todays Shots表示」を行なうようになった。

 レンズは焦点距離28〜200mm相当、開放F3.3〜5.2。R10と同じレンズユニットを使用し、ダブルリトラクティングレンズシステムも継承する。イメージセンサーシフト式の手ブレ補正機構も搭載。引き続きマイセッティングモード、顔検出、1:1モード、再生モードでのレベル補正およびホワイトバランス補正なども利用できる。

 記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。内蔵メモリーは約88MB。R10の約54MBから増加している。

 動画は最大640×480ピクセル/15fps。バッテリーはDB-70でR10から変化はない。撮影可能枚数は、R10の約300枚に対して約270枚となっている。

 本体サイズは101.5×27.9×58.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約180g(バッテリー、SDカード、ストラップ含まず)。



URL
  リコー
  http://www.ricoh.co.jp/


( 本誌:折本幸治 )
2009/02/19 15:00
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