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キヤノン、20倍ズームレンズ搭載の「PowerShot SX10 IS」


PowerShot SX10 IS
 キヤノンは、光学20倍ズームレンズを搭載した高倍率ズーム機「PowerShot SX10 IS」を10月中旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万5,000円前後の見込み。

 現行の12倍ズームモデル「PowerShot S5 IS」(2007年6月発売)の流れを汲む高倍率機。今回から型名を「PowerShot SX」に変更し、フレンドリーで小型の「PowerShot SX100」や「Powershot SX110」のラインと共通化した。

 同時発表の4機種と同じく、映像エンジンとして「DIGIC4」を搭載。DIGIC IIIから強化を図った新タイプで、「サーボAF」、「暗部補正」などの新機能が加わている。動画記録もAVIからH.264コーデックでのMOVに変更。最大640×480ピクセル/30fpsでの記録に対応する。DIGIC4による新機能については、下記ページにまとめたのでご参照いただきたい。


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20倍ズームレンズを超音波モーターで駆動

 シリーズ名としてはPowerShot SX系に統一されたが、EVFの搭載、単3電池での駆動、バリアングル液晶モニターといったPowerShot S系の特徴は継承。本体サイズを優先させたPowerShot SX110との差別化を図る。

 撮像素子は1/2.3型の有効1,000万画素CCD。高感度モードでの最高感度はISO3200。プログラムAE、シャッタースピード優先AE、絞り優先AE、マニュアル露出での撮影に対応する。



 35mm判換算で焦点距離約28~560mm相当、F2.8~5.7の20倍ズームレンズを搭載。前モデルの12倍から大幅に高倍率化し、広角端も36mm相当からワイド方向にシフトした。マクロモードでの最短撮影距離はレンズ前10~50cm、スーパーマクロモードでは0~10cmの近接撮影が行なえる。レンズシフト式の手ブレ補正機構も備える。

 前モデルから引き続き、超音波モーターによるズーム駆動を採用。素早いズーミングを実現するとともに、動画記録時の静粛性にも優れるとしている。音声は前モデルと同じくステレオでの記録に対応。

 液晶モニターは2.5型約23万ドット。Powershot S5 ISと同様、バリアングルタイプを引き継ぐ。なお、同時発表の兄弟機「PowerShot SX1 IS」は3型の16:9液晶モニターを採用しており、フルHD動画の記録に対応する。動画より意識したSX1 ISに対し、本機は静止画撮影での利用も主眼においた機種といえる。0.44型23.5万ドットのEVFも備える。

 記録メディアはSDHC/SDメモリーカード、MMC、MMCplus、HC MMCplus。電源は単3電池4本を使用する。撮影可能枚数は、アルカリ乾電池で約340枚、ニッケル水素充電池で約600枚。

 外部ストロボに対応したホットシューを搭載。本体サイズは124×86.9×88.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約560g。



URL
  キヤノン
  http://canon.jp/

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( 本誌:折本 幸治 )
2008/09/17 13:54
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