シグマは1日、コンパクトデジタルカメラ「DP1」を、PMA08に参考出品すると発表した。
あわせて、価格をオープンプライス、発売時期を今春と発表した。店頭予想価格は99,800円前後の見込み。
DP1は、APS-CサイズのFoveonセンサーと28mm F4の単焦点レンズを備えたコンパクトデジタルカメラ。2006年のPhotokinaで参考出品された後、2007年のPMAに改良版試作機が発表された。2007年内の発売が期待されていたが、同年11月に画像処理パイプライン再構築や仕様変更が明らかにされ、発売時期は未定となっていた。
今回の展示品では、次のような変更が加えられている。
- 最高シャッター速度が1/4,000秒から1/2,000秒に
- RAW記録サイズが3種類から2,640×1,760ピクセルのみに
- JPEG記録サイズに2,640×1,485ピクセルのJPEG Wideを追加
- 最短撮影距離を50cmにして測距速度を高めるモードを追加
- 背面スイッチの色が銀から黒に
撮像素子は同社製デジタル一眼レフカメラ「SD14」と同じ、20.7×13.8mmのFoveon X3センサー。有効約1,406万画素で、最大記録画素数は2,640×1,760ピクセル。記録形式はRAWとJPEG。感度はISO100~800。320×240ピクセル/30fpsでAVI形式の動画撮影も可能。
レンズは5群6枚で構成され、35mm判換算焦点距離は28mm、開放F値はF4。最短撮影距離は30cmまたは50cm。AF測距点は9点。電子制御レンズシャッターを備える。
プログラムAEのほか、絞り優先/シャッター速度優先AEとマニュアル露出も可能。液晶モニターは2.5型約23万ドット。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード、MMC。手動ポップアップ式でガイドナンバー6の内蔵ストロボやホットシュー、モードダイヤル、MFダイヤルを備える。
電源はリチウムイオン充電池。CIPA準拠の撮影可能枚数は約250枚。
本体サイズは113.3×50.3×59.5mm(幅×奥行き×高さ)。電池とメモリカードを除く重量は250g。
専用アクセサリーとして、外付けビューファインダー VF-11(2万1,000円)、専用フードとアダプター HA-11(2,100円)、ガイドナンバー14の外付けストロボ EF-140DG(1万500円)、ACアダプタ SAC-3(2,100円)が用意される。
【お詫びと訂正】記事初出時、DP1にコマンドダイヤルが装備されているとの記述がありましたが、MFダイヤルの誤りでした。お詫びして訂正させていただきます。
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PMA07に参考出品された試作機(参考)
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同左
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Photokina 2006に参考出品された試作機(参考)
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同左
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■ URL
シグマ
http://www.sigma-photo.co.jp/
ニュースリリース
http://www.sigma-photo.co.jp/news/080201_dp1.htm
DP1スペシャルサイト
http://www.sigma-dp1.com/
■ 関連記事
・ シグマ、「DP1」の開発状況を発表(2007/11/30)
・ シグマ、Foveonセンサー搭載コンパクト「DP1」を改良(2007/03/08)
( 本誌:田中 真一郎 )
2008/02/01 01:01
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