デジカメ Watch
最新ニュース
【 2016/01/26 】
【 2016/01/25 】
【 2016/01/22 】
【 2016/01/21 】
【 2016/01/20 】

キヤノン、手ブレ補正搭載800万画素機「IXY DIGITAL 810 IS」

~夜景の光を使って6種類の図形を描ける新モード搭載

IXY DIGITAL 810 IS
 キヤノンは、手ブレ補正付き光学4倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「IXY DIGITAL 810 IS」を6月中旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万7,000円前後の見込み。

 2006年4月発売の「IXY DIGITAL 800 IS」の後継機種。CCDを1/2.5型有効600万画素から有効800万画素に、画像処理エンジンをDIGIC IIからDIGIC IIIにそれぞれ変更した。さらに、撮影感度をISO800からISO1600まで拡大し、顔優先AF/AE/FEを新搭載するなど、2007年春モデルと同等の仕様に追いついた。


前面 背面

 2.5型23万画素のクリアライブ液晶を搭載し、従来比1.3倍の色再現領域を実現。また、モニター前面の樹脂カバーに、汚れ防止のフッ素コート、キズ防止のハードコート、反射防止のマルチコートを施し、太陽光、キズ、汚れに強くなったという。


 最大の特徴は、新搭載のファンタジーナイトモード。同モードは、レンズ補正式の手ブレ補正機構を利用した機能。露光中、プログラムされた特定の動きをレンズに与えることで、画像内の点光源などに、★や×などの軌跡が生じる。効果が高いのは、夜景などにおける点光源。動作中は手ブレ補正の効果が低下するものの、「実用的には問題ない」という。

 顔優先AF/AE/FEは、DIGIC IIIが搭載するフェイスキャッチテクノロジーによるもの。人の顔を認識したうえで、ピントと露出が人物の顔に最適化され、さらにストロボ撮影時も顔に合わせて調光される。

 赤目補正機能は、撮影画像の再生時に使用できる機能で。赤目部分をカメラが自動検出し補正する。また、手動で赤目を検出させることもできる。

 操作性は、タッチホイール機能の搭載で向上した。再生先送り、くるくる選択、Func./MENU画面でのカーソル移動、ISO感度設定のトグル移動変更などに対応している。

 レンズユニットはIXY DIGITAL 800 ISと同等。焦点距離は35mm判換算で35~140mm相当、開放F値はF2.8~5.5。最短撮影距離は全域で50cm。マクロ撮影時の撮影距離は、広角端で2~50cm、望遠側で40~50cm。また、レンズシフト式手ブレ補正ユニットはシャッター速度にして約3EV相当の効果が期待できる。

 記録メディアはSDHC/SDメモリーカード、MMC。電源はリチウムイオン充電池を採用。CIPA規格基準の撮影枚数は約230枚。静止画撮影は最大で3,264×2,448ピクセルのJPEG形式。動画撮影は最大で640×480ピクセル、30fpsのAVI(Motion JPEG)形式。

 本体サイズは90.4×26.4×56.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約165g(本体のみ)。ボディは、曲面デザインにパールシルバー、ムーンライトシルバー、グラファイトシルバーの3色を施し、高級感を演出したという。


同梱品 ウォータープルーフケースWP-DC15

ファンタジーナイトモード

ファンタジーナイトモードは、夜景の点光源を利用して幻想的な効果を描くモード。効果は星、ハート、クロス、音符、ダイヤ、桜の6種つから選べる。

※撮影画像の一部の拡大


星形効果を選択 ハート形効果を選択 クロス形効果を選択

音符形効果を選択 ダイヤ形効果を選択 桜形効果を選択

※作例のリンク先のファイルは、JPEGで撮影した画像をコピーおよびリネームしたものです。

※作例下の撮影データは、記録解像度(ピクセル)/絞り値/露出時間/露出補正値/ISO感度/ホワイトバランス/実焦点距離を表します。


ファンタジーナイトモードで星形の効果を選択して撮影
3,264×2,448 / F2.8 / 1/8秒 / ISO200 / 0EV / WB:オート / 5.8mm


URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  製品情報
  http://cweb.canon.jp/camera/ixyd/810is/index.html

関連記事
キヤノン、3型液晶モニター搭載の薄型モデル「IXY DIGITAL 90」(2007/02/22)
キヤノン、「IXY DIGITAL 800 IS」の発売日を14日に決定(2006/04/07)


( 本誌:織原 博貴 )
2007/05/17 13:46
デジカメ Watch ホームページ
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。

Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.