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ニコン、COOLPIX S50cの記者向け体験会を実施
〜デジタルカメラの新しい楽しみ方を提案
ニコンは3日、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S50c」の記者向け体験会を都内で開催した。体験会では、S50cの開発経緯やサービス概要などが説明されたほか、実際に無線LANを使用してのデモも行なわれた。
会場の様子
COOLPIX S50c
COOLPIX S50cは、2006年9月に同社が発売した無線LAN機能搭載コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S7c」の後継モデル。1/2.5型有効720万画素CCD、光学3倍ズームレンズ、3型液晶モニターなどを採用する。無線LANのアクセスポイントからインターネット経由で画像をサーバーに転送する機能を搭載する。発売は4月。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は4万円前後の見込み。
同社映像カンパニー マーケティング本部 第1マーケティング部 第2マーケティング課マネージャーの中山正氏がS50cとCOOLPIX CONNECTについて解説した。
ニコン映像カンパニー マーケティング本部 第1マーケティング部 第2マーケティング課マネージャーの中山正氏
公衆無線LANの普及とBlog利用者の増加が進んだ
同氏は、「デジタルカメラを買うユーザーは、カメラ自体が欲しい訳ではなく、カメラによって得られる楽しみや喜びを求めている」と語り、そうしたニーズを簡単に提供できる方法を考えていたという。
そうした中で、公衆無線LANおよび家庭内無線LANの普及率上昇や、ブログやSNSなどのWebサービスの拡大などインターネット環境の変化を受け、無線LAN機能搭載コンパクトデジタルカメラの開発に至ったとした。
同社が運営するサーバーに、インターネット経由で写真を転送し保存できるのが「COOLPIX CONNECT」と呼ばれるサービス。現在さまざまなオンラインフォトサービスがあるが、例えば「Yahooフォト」は比較的ストレージとしての性格が強い一方、「flickr」は不特定多数で写真を共有するコミュニケーション性が高いサービスとなっている。中山氏はCOOLPIX CONNECTについて「パーソナルなストレージであり、限られた仲間で写真をシェアするもの」と説明した。
ほかのオンラインフォトサービスとのポジションの違い
S7cからインターネット接続に対応した
COOLPIX CONNECTの概要
COOLPIX CONNECTでは最大2GBまで無料で使用できるフォトストレージ「ピクチャーバンク」と、登録したメールアドレスに対して、写真をアップロードしたことを知らせる「ピクチャーメール」が利用できる。ピクチャーメールは今回からの新サービスとなる。S7cの発売以降、海外ではメールによってアップロードを知らせるサービスをすでに行なっており、好評だったことから、国内でも導入に踏み切ったという。
2GBという容量に対しては、「1,000〜1,500枚程度保存できる。一般のユーザーであれば、使い切るまでに相当時間が掛かる」と説明。現在は2GB以上に増やすことはできないが、有償も含めて容量アップは検討しているという。
ピクチャーメールは、あらかじめ送信先のメールアドレスを登録しておくと、画像を転送した際にお知らせメールが届くもの。アドレスの登録は、S50c本体かPCで行なう。送信されるメールには、最大3枚のサムネイル画像が表示される。メールに記載されている画像フォルダのURLをクリックすると写真が閲覧できる仕組み。閲覧はPCのみで可能。
COOLPIX CONNECTのトップページ(画面は開発中のものです)
画像閲覧画面
アルバム単位で知人と共有することが可能
AC電源を接続すると、自動的に画像の転送を始める
対応公衆無線LANは、ソフトバンクテレコムのBBモバイルポイントと、今回から加わったNTTコミュニケーションズのホットスポット。なお、S50cにはBBモバイルポイントを1年間無料で利用できるIDが付属する。COOLPIX CONNECTではユーザーごとに「マイページ」が用意される。マイページでは、写真の保存、知人などへの写真送信、写真のダウンロードとアップロードなどを機能を備えている。JPEGのほか、カメラで撮影した動画(Motion JPEG)も転送できる。
なお、S7cではインターネット経由での転送のほかPCに直接無線で転送できるローカル接続もサポートしていたが、S50cではローカル接続機能を廃止しインターネットでの転送のみに対応した。同社によると、PCへの直接接続は、カメラ側に加えてPCのセキュリティソフトの設定変更など、複雑な手順が必要になっていたという。今回、インターネット接続のみとしたことで、「PCで必要な画像はサーバーからダウンロードする」という方法を提案。従来より簡単に扱えるとしている。
会場では実機が用意され、転送を試すことができた
S50cのメインターゲットとしては、ブログやSNSを利用し、写真を仲間うちでシェアする20〜30代の女性を設定。メールに画像を貼付する際の容量制限の不満に対して、ピクチャーメールを訴求していく。また、セカンドターゲットに30〜40代の男性を想定。中山氏は、「子どものイベントや旅行の写真などを大量に撮影している親で、PCへの保存や整理を面倒に感じている人は多い」と指摘。「自分も、次に撮るときにメモリカードが一杯だったという経験がある」と述べた。S50cは充電のために電源を接続すると、自動的に撮影した写真を転送する機能を備えている点を強調した。COOLPIX CONNECTでは、アップロードした日別でフォルダ分けして保存するので、整理が楽になるという。
同氏は、結婚式などで出席できなかった人にピクチャーメール送って写真を共有したり、旅行先で撮影した画像をその場で転送するなどの使い方を提案していた。
転送の際は、再生モードのメニューからCOOLPIX CONNECTアイコンを選択
ピクチャーメールを送るかどうかを選択できる
ピクチャーメールのアドレス選択画面
本体でアドレスを入力できる
転送中の画面。空き容量も表示される
中山氏は最後に、「インターネットでの写真利用が多くなっていることから、COOLPIX CONNECTからブログやSNSなどさまざまなサービスに写真を登録できるような『パーソナルハブ』という方向に進化させていきたい」とサービスの今後について触れた。また、米国で発売するモデルにはflickrにアップロードする機能を搭載する予定で、国内でもそうしたサービスを今後行ないたいとした。
また、携帯電話をCOOLPIX CONNECTの閲覧デバイスとして使用できるような改良も、行なう考えを明らかにした。
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URL
ニコン
http://www.nikon.co.jp/
製品情報
http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/compact/coolpix/s50c/
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( 本誌:武石 修 )
2007/04/03 20:39
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