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Optio A30
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ペンタックスは、1,000万画素CCDを搭載したコンパクトデジタルカメラ「Optio A30」を3月中旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万円台前半の見込み。
2006年9月発売の「Optio A20」の後継機。液晶モニターを広視野角タイプに変更したほか、デジタルズームを進化させ、光学ズームと同等の画質を維持したままさらに画像を拡大できる「インテリジェントズーム」を搭載した。また、従来機より動作速度を向上させたという。レリーズタイムラグは0.02秒。
さらに最高感度がISO1600からISO3200になった。新しい撮影モード「Digital SR」でのみ利用できる。Digital SRは、被写体の明るさに応じて自動的に感度が変化する撮影モード。記録サイズは5M(2,592×1,944ピクセル)になる。このモードでのみISO3200まで増感する。なお、オートではISO800まで増感し、マニュアルではISO1600まで設定可能。
CCDシフト方式の手ブレ補正機構「SR」(Shake Reduction)も引き続き備えている。アルゴリズムが変わり、手ブレ補正効果が従来の約2~3段分から約2.5~3.5段分に向上。なお、本体上部の「Reduction」ボタン押すと、手ブレ補正効果を液晶モニター上で体験できる。
DivX形式の動画記録も引き続き可能。最大640×480ピクセル、30fpsでの記録に対応し、今回から電子式の手ブレ補正機能「Movie SR」も搭載する。記録時の画像のズレをソフトで補正するもので、通常撮影時より画角が狭くなる。
液晶モニターは約23.2万画素の2.5型。今回から広視野角タイプとなり、ボタンの長押しで輝度が高まる「LCDブースター」も利用可能になった。
CCDやレンズの仕様はOptio A20と共通。CCDは1/1.8型有効1,000万画素。最大記録解像度は3,648×2,736ピクセル。レンズは焦点距離38~114mm相当(35mm判換算)、F2.8~5.4の3倍ズーム。最短撮影距離は35cm。マクロ広角端で12cm、スーパーマクロで6cmの近接撮影が行なえる。
従来機同様、「追尾AF」や「顔認識AF&AE」を搭載。シャッター速度優先AE、マニュアル露出も利用できる。
記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。22MBの内蔵メモリも備える。電源はリチウムイオン充電池。CIPA規格準拠の撮影可能枚数は約150枚。本体サイズは89.5×23.5×57.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は130g(本体のみ)、150g(電池、SDメモリーカード含む)。Optio A10やOptio A20に比べ、丸みを意識した外観になっている。
■ URL
ペンタックス
http://www.pentax.co.jp/
ニュースリリースニュースリリース
http://www.pentax.co.jp/japan/news/2007/200705.html
■ 関連記事
・ ペンタックス、1,000万画素になった手ブレ補正コンパクト「Optio A20」(2006/08/22)
( 本誌:折本 幸治 )
2007/02/22 11:06
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