オリンパスは、防水/耐衝撃機能を備えたコンパクトデジタルカメラ「μ770SW」を、3月上旬より発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は5万円前後の見込み。
2006年11月に発売された防水/耐衝撃デジカメ「μ725SW」の上位機種。μ725SWは併売される。
防水機能が水深5mから10mに向上し、JIS保護等級8相当となったほか、-10度までの環境での動作を保証する耐寒性を備えた。防塵機能は725SW同様にJIS保護等級6相当。
また、725SW同様にレンズユニット周辺への衝撃吸収材の採用、基板の浮遊化、高剛性素材の採用などにより、高さ1.5mからの落下テストに耐える。新たにボディ外装にステンレスを採用したことで、100kgfの耐荷重性能も備えた。
装備面では、内蔵ストロボに加えて、LEDライトを新たに搭載。内蔵ストロボを使えないスーパーマクロ撮影時の照明になるほか、暗所でのフレーミングやフォーカシングに使用する。またこのライトは、カメラの電源がオフになっていても、スーパーマクロLEDボタンを長押しすることで点灯するようになっており、懐中電灯としても使える。
さらに770SWでは、USB端子の下に圧力センサーを新たに装備した。これにより気圧、標高、水圧、水深を液晶モニターに表示すると同時に、Exifに書き込むことができる。また、水深が7mを超えると警告を表示する。
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ダークシルバー
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背面
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ディープブルー
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モカブラウン
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撮像素子は1/2.33型の有効710万画素CCD。最大記録画素数は3,072×2,304ピクセル。記録形式はJPEG。最大640×480ピクセル、15fpsの動画撮影も可能。記録形式はAVI(Motion JPEG)。
感度は通常ISO80~1600。オートモードではブレ軽減機能時には最大ISO約1600、キャンドル/寝顔モードでは最大ISO約2500での撮影が可能だが、記録画素数はそれぞれ2,048×1,536ピクセル以下、640×480ピクセル以下になる。
レンズは35mm判換算焦点距離38~114mm、F3.5~5の光学3倍ズーム。非球面レンズ3枚を含む8群10枚で構成される。最短撮影距離は通常で0.5m、マクロモードの広角端で0.2m、望遠端で0.3m。スーパーマクロモードでは0.07~0.5mでの撮影が可能。
液晶モニターは約23万画素の2.5型TFT。記録媒体は約18MBの内蔵メモリと、xDピクチャーカード。電源はリチウムイオン充電池。
本体サイズは91.8×20.6×59.2mm(幅×奥行き×高さ)、電池とメモリカードを含まない重量は155g。本体色はダークシルバー、ディープブルー、モカブラウン。
別売オプションとして40m防水プロテクタ「PT-035」(26,250円)などが用意される。
■ URL
オリンパス
http://www.olympus.co.jp/
ニュースリリース
http://www.olympus.co.jp/jp/news/2007a/nr070216mju770swj.cfm
製品情報
http://olympus-imaging.jp/digitalcamera/mju770sw/
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・ オリンパス、水深5m防水になった耐衝撃デジカメ「μ725SW」(2006/10/17)
( 本誌:田中 真一郎 )
2007/02/16 12:06
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