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パナソニック、RAW撮影に対応した12倍ズーム機「LUMIX DMC-FZ8」

~11点AF、0.44型EVFなどを搭載

 パナソニックは、光学12倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-FZ8」を2月9日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万円前後の見込み。カラーはブラックとシルバーを用意する。


シルバー ブラック

 同社が2006年2月に発売した高倍率コンパクトデジタルカメラ「DMC-FZ7」の後継モデル。撮像素子は、FZ7の1/2.5型有効600万画素CCDから同720万画素CCDになった。最大記録解像度は4:3が3,072×2,304ピクセル、3:2が3,072×2,048ピクセル、16:9が3,072×1,728ピクセル。今回からRAW撮影に対応した。市川ソフトラボラトリーの現像ソフト「SILKYPIX」のFZ8専用版を同梱する。

 液晶モニターサイズはFZ7と同じ2.5型だが、画素数が11.4万画素から20.7万画素になった。EVFは、FZ7の0.33型から0.44型に大型化を図り、画素数も11.4万画素から18.8万画素に高画素化した。

 11点から任意に選択できるマルチAFを搭載。1点選択モードのほか、複数の測距点を選択できる「多点選択モード」も利用できる。FZ7は9点AFだった。MF時に表示できる拡大枠をジョイスティックで移動することもできる。

 映像エンジンには、高画質化を図ったという「ヴィーナスエンジンIII」を搭載最高感度はFX7のISO1600からISO3200に。被写体の動きを検出して感度をコントロールする「インテリジェントISO感度コントロール」機能をも備える。

 これまでのアンバー/ブルー軸に加えて、グリーン/マゼンタ軸の補正が可能になった。蛍光灯などの人工光源の補正に対応できるという。

 レンズはFZ7と同じLeica DC Vario-Elmariteを採用。光学式手ブレ補正機構内蔵の光学12倍ズームで、35mm判換算の焦点距離は36~432mm、開放F値はF2.8~3.3。最短撮影距離は広角端で30cm、望遠端で2m。マクロモードでは広角端で5cm。撮像素子の中心部を切り出すことで画質を劣化させずにズームを行なう「EX光学ズーム」(300万画素以下時)を引き続き搭載する。同ズームの倍率はFZ7の16.5倍から18倍になった。

 シーンモードなどのほか、プログラムAE、絞り優先AE、シャッター優先AE、マニュアル露出の各モードも利用できる。外観では、従来モードダイヤルにあった「AF/AF-マクロ/MF切り替え」を独立したボタンで設けた。また、レンズ周り、シャッターボタン、モードダイヤルなどの質感向上を図ったという。

 対応メディアはSDHC/SDメモリーカード、MMC(静止画のみ)。内蔵メモリは約27MB。電源はリチウムイオン充電池。CIPA準拠の撮影枚数はFZ7の約320枚から約380枚になった。

 本体サイズは112.5×79×72.2mm(幅×奥行き×高さ)、本体のみの重量は約310g。バッテリーとメモリカードを含む重量は357g。



URL
  パナソニック
  http://panasonic.jp/
  製品情報
  http://panasonic.jp/dc/fz8/

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( 本誌:武石 修 )
2007/01/31 15:03
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