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リコー、GR DIGITAL カレンダーコンテスト表彰式

~GR DIGITAL 1周年記念モデルを発表

コンテストの入賞者。当日は9名が参加
 リコーは21日、コンパクトデジタルカメラ「GR DIGITAL」の発売1周年を記念して行なった「GR DIGITAL カレンダー コンテスト」の表彰式を都内で開催した。

 同コンテストは、GR DIGITALで撮影した作品を募集し、優秀作品をプリントしたオリジナルカレンダーを入賞者にプレゼントするというもの。「GR DIGITALのカレンダーにふさわしい、感動が伝わる写真」をテーマに9月に開催した。

 審査員は、安達ロベルト氏、阿部秀之氏、川端裕人氏、タカザワケンジ氏、田中長徳氏、ハービー山口氏、横木安良夫氏、GR Blogライター。海外からの約100点を含め応募総数は864点。その中からカレンダーの表紙を含め13点が入賞した。


湯浅一弘氏
 表彰式ではまず、同社パーソナルマルチメディアカンパニーの湯浅一弘プレジデントが主催者を代表して挨拶した。

 同氏は冒頭で、「おかげさまでGR DIGITALは今日でちょうど1年目。誕生日としてイベントを開催した」と述べた。「1年間多くのユーザーに愛顧してもらうことができ、また多くのメディアに取り上げてもらった。リコーとしてはカメラのPRは控えめであったが、メディアではコンスタントに取り上げられた」とし、「この1年間の後半は、『価格が下がらないコンパクトデジカメ』という記事が多かった」と語った。

 また、フォトコンテストに関しては、「一年間GR DIGITALを使ってもらった集大成として幅広い写真が集まった」と述べ、前回のカタログ写真コンテストの応募が約1,200点余りだったが、今回は1人3点までという制限をつけた関係で「作品数は減っているが、応募人数は増えているのではないか」とした。

 同氏は最後に、「リコーとして、もう一度GR DIGITALを生み出す時点に戻り、キャンディドフォト(スナップ写真)文化を支援していくという気持ちで活動していきたい」と結んだ。


湯浅氏から表彰状が贈られた
 表彰式では、入選作品の発表と審査員のサイン入り表彰状の授与が行なわれた。入選者には、オリジナルカレンダーと「GR DIGITAL 1周年記念モデル」が贈られた。

 入選したのは、吉川直人氏の「雨上がりのあじさい」(表紙)、鳥丸和幸氏の「湖岸の朝」(1月)、加藤英子氏の「Black&Gray KISS」(2月)、正井徹氏の「棟梁」(3月)、藤原慎吾氏の「春日」(4月)、Kingston Chang氏の「Seal on beach」(5月)、福田竜也氏の「自然がくれたレンズ」(6月)、Andri Irawan氏の「Fish-Flock」(7月)、角野太郎氏の「夏」(8月)、内藤知裕氏の「夕暮れ」(9月)、渡邉修氏の「休日」(10月)、Jim Graham氏の「Point Wilson at Sunset」(11月)、高橋達平氏の「Love is Illusion」(12月)。


賞品となるオリジナルカレンダー(印刷サンプル) 黒を背景としたシンプルなレイアウト

 また、コンテストでは当初予定していなかったが、最終選考に残った作品の中から特に評価の高かった23作品を特別賞として表彰した。


特別賞の受賞者。左手前の吉川直人氏は、入賞と併せてのダブル受賞となった 特別賞の作品も展示

横木安良夫氏
 審査員を代表して横木安良夫氏が「GR DIGITALはスナップカメラとして最適だが、入選作品を見ると余りそのような写真がなかったのではないか」とし、「カレンダーコンテストということが、一般のコンテストとは違った写真の選び方になった」と講評を述べた。

 GR DIGITALについては、「いつも持っていられるカメラ」と小型の点を評価。また、「シンプルで機能が豊富でない分、ユーザーがいろいろ工夫をするため、かえって様々な写真がとれる」とし、「カレンダーコンテストの写真もバラエティがあった」と述べた。


1周年記念モデルは限定販売も

 コンテストの入賞者には副賞としてGR DIGITAL 1周年記念モデルが贈られた。「誕生日にふさわしいものということでいろいろ検討したが、あえてGR DIGITALらしくないものにしてみた」(湯浅氏)の言葉通り、デジタルカメラとしても大変珍しいデザインのカメラとなった。


記念モデルはどら焼きに包まれて登場 GR DIGITAL1周年記念モデル

 GR DIGITALをベースに、「大空に天使が飛んでいるところをイメージした」という外観は、青と水色のボディカラーにイラストレーターの寺田克也氏書き下ろしの天使の絵を配した。ボディ全面の天使の指先はGR DIGITALのロゴを指さしており、「芸術の神がシャッターを押すイメージ」にしたという。また、ボディ上面のシャッターに伸びる天使の手は、「神のインスピレーションがシャッターボタンに伸びていく感じを表した」という。



天使がGR DIGITALのロゴを指さす ストロボ部に天使の顔を描いた

レンズ周りには水色のリングを採用

電源OFF時には天使の絵が現れる

 記念モデルのパーケージには、特製ネックストラップとカメラを包むためのイラスト入りポーチを同梱する。


特製ネックストラップ。ロゴ部分が水色の刺繍になっている 同梱のポーチにも天使のイラストが入る

限定モデル専用の外箱を用意 イラストを担当した寺田克也氏のプロフィール

 同社では、GR DIGITAL 1周年記念モデルを11月24日から全世界で限定1,000台を販売するとしている。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は10万円前後の見込み。

 なお、記念モデルは外観の変更のみで、スペックはGR DIGITALと同じ。また、当日展示した記念モデルは試作品のためデザインが一部変更になる場合がある。


田中長徳氏
 記念モデルのデザイン案を出した田中長徳氏は、「以前、ライカの様々なカラーバージョンを考えたことがあり、その時に『青空に天使が飛んでいる』というアイデアがり、今回それをリコーに伝えた」と発案の経緯を話した。

 同氏は最初、赤ちゃんのような天使をイメージしていたというが、実際に寺田氏のイラストが入ったGR DIGITALを見たとき「こんないい形になるとは思わなかった」と賛辞を贈った。そして、「黒のGR DIGITALもいいが、記念モデルは気分を変えて使ってみたい」と語った。


ハービー山口氏
 ハービー山口氏は、カメラと写真家の出会いについてふれ、「いいカメラに出会うことは、いい作品を生むことにつながる。いい写真を撮ろうという高揚感をももたらしてくれるカメラが、写真家にとってとても大切」と語り、「GR DIGITALは、ポケットに入れておいてすぐにとれるカメラ。写真家の味方」と締めくくった。


GRシリーズの発売から10周年ということで、歴代のGRシリーズを展示 GR DIGITALが受賞した様々な賞の楯なども展示していた

イベントのために特注したというどら焼きは、参加した関係者に配布された


URL
  リコー
  http://www.ricoh.co.jp/
  製品情報
  http://www.ricoh.co.jp/dc/gr/digital/1st/
  コンテスト結果
  http://www.ricoh.co.jp/dc/gr/1stanniversary/index2.html
  GR Blog
  http://blog.ricoh.co.jp/GR/

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リコー、「GR DIGITAL カレンダー コンテスト」を開催(2006/09/12)
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( 本誌:武石 修 )
2006/10/23 00:36
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