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キヤノン、「極光処理」採用の2.5型液晶モデル「IXY DIGITAL 60」


IXY DIGITAL 60
 キヤノンは、2.5型液晶モニターを搭載したコンパクトデジタルカメラ「IXY DIGITAL 60」を9月中旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万円前後の見込み。

 3月発売の「IXY DIGITAL 55」をベースに、液晶モニターを約11.8万画素の2型から約11.5万画素2.5型に大型化。さらに、IXY DIGITAL 55のデザインを踏襲しつつ、レンズ周りのデザインなどを変更している。

 基本仕様はIXY DIGITAL 55と同等。撮像素子に1/2.5型の有効約500万画素CCDを搭載し、レンズは光学3倍ズーム。記録メディアはSDメモリーカード。PictBridge対応のUSB 2.0インターフェイスも備える。バッテリーは引き続きリチウムイオン充電池「NB-4L」を採用し、CIPA規格基準で約150枚(液晶モニターON)撮影可能。

 機能面での変更点は上位機種の「IXY DIGITAL 700」と同じく、カスタムフォルダ機能、セルフタイマーカスタム設定、グリッドライン表示、世界時計などの追加。

 また、手ブレ警告表示中のシャッター速度表示や、サムネイル中の選択画像を一回り大きく表示する「マルチ拡大画面表示」、カメラを90度回転すると縦位置撮影の画像も回転する「縦横自動回転再生」、画像送り時にエフェクトを加える「効果付き画像送り」なども同様に追加されている。


背面 上面 パッケージ一式

縦位置で撮った画像がカメラに合わせて回転するようになった

 液晶モニターは2.5型の低温ポリシリコンTFT液晶。IXY DIGITAL 700と同じく、従来より1.5倍の広視野角を実現。そのほか液晶モニター関連では、従来機種が装備する機能、最大輝度まで一気に上げる「LCDブースター」、暗くなると自動的に明るさが上がる「ナイトビュー」を継承している。なお、光学ファインダーは存続。

 また、レンズ周りの加工が変わり、デジタルカメラとして初の「極光処理」が施されている。円の中心から外に向かってヘアラインが放射状に伸びる研磨模様で、ヘアラインとスピンドル加工の特徴を兼ね備えたもの。楕円を形成する研磨処理を重ねることで生成する。また、リング外周部などにパラジウムメッキを施し、本体のステンレスとは異なる色合いの光沢感を演出したという。

 記録解像度は2,592×1,944/2,048×1,536/1,600×1,200/640×480ピクセル。設定可能なISO感度は50/100/200/400相当。画像処理エンジンは引き続きDiGIC IIを搭載する。最大640×480ピクセル、30fpsの動画記録にも対応。

 レンズは5群6枚構成で、そのうち2枚は非球面のUAレンズ。35mm判換算の焦点距離は35~105mm相当。開放F値はF2.8~4.9。通常撮影時に最短30cmからの撮影が可能で、マクロ時の撮影範囲は広角端3~50cm、望遠端30~50cm。

 本体サイズは86×21.6×53.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約140g(本体のみ)。上位機種のIXY DIGITAL 700と同じく、画像ソフトとして新バージョンの「ZoomBrowser EX 5.5」などが付属する。



URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  ニュースリリース
  http://cweb.canon.jp/newsrelease/2005-08/pr-ixyd700.html
  製品情報
  http://cweb.canon.jp/camera/ixyd/60/

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キヤノン、500万画素CCD搭載の「IXY DIGITAL 55」(2005/02/18)


( 本誌:折本 幸治 )
2005/08/23 14:20
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